スカーレット 大阪から信楽、そして大阪へ(2週目までの感想) | 敢えてブログで呟いてみる

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北村一輝さんに浮気しつつも堂本光一さんに心酔する女のつぶやき

1週間ごとくらいに感想を書こうかな、なんて思っていたらもう2週間経ってしまいました。

 

スカーレット、なかなか面白いです。

おかげで朝のいい習慣ができました。朝ドラが始まるまでに支度して、朝ごはんを食べながら見る、みたいな。


主題歌はSuperflyの「フレア」。

私は正直、越智さんの高音を張り上げる歌い方が苦手だったのですが、そこは朝らしく、無理のない音域と柔らかな歌声で、安心しました。


内容は、まず子役が上手いですね!

喜美子の頑張り屋さん具合と直子のわがまま具合が、すごくいいコントラストで、当時の姉妹関係をよく表していると思いました。


時代的に私の母が末っ子の百合子よりちょっと若いくらいの年代なので、リアルに祖父母や伯母を重ねて見ると、余計に面白いです。


そして謎の旅人、草間さん。

喜美子が外国人と勘違いした、東京の人。

私の子どもの頃は、東京はまだ憧れの場所で、東京の人に会うということはほとんど無かったので、東京から転校生が来た日には、それこそ外国人かのように珍しがったものだし、東京弁がとても不思議に聞こえたものです。


佐藤隆太さんは、そういう関西の田舎から見た東京人の違和感を、上手く演じていたと思います。


また、居候であっても、大人の男の人ということで、奥さん、子どもが我慢してでも夕食を振る舞ったり、大学を出ていると聞いてお父ちゃんが姿勢を正したり、草間さんもお父ちゃんのプライドを傷つけないようにいろいろと配慮していて、お互いを尊重して思いやる、「人っていいな」と思える描写が多く、朝から温かい気持ちになりました。


お父ちゃんが草間さんに肩代わりしてもらった借金を返すために売ってしまったラジオと手袋を、いかにしてお父ちゃんに戻すのか、そこでの大野さんと草間さんの連携プレーもお見事でした。


いい感じで流れていたストーリーですが、喜美子が子役から戸田恵梨香さんに変わった頃、お父ちゃんがよその男の子を2人も雇うと言い、その代わりに喜美子が大阪まで働きに行って仕送りをする、という話に、胸がえぐられるような気持ちになりました。


自分の家族のため、ならまだわかるけれど、なぜ、よその男の子の面倒は自分が見て、自分の子、しかも15才の娘に遠く離れた場所で苦労をさせるのか。


泣きながら大阪に行きたくないと打ち明ける喜美子に、お父ちゃんはどう感じたのか。

プライドの高いお父ちゃんが、喜美子の担任に「お金がなくて高校には行かせられない」と言えるならば、よその男の子たちにも、「人を雇う余裕はない」となぜ言えないのか。


北村一輝の入浴シーンだ!テルマエロマエだ!!とSNSで盛り上がるシーンでもありましたが、私にとっては胸が苦しくなって、あまり見たくないな、と思ってしまうシーンでもありました。


なんて私が何を言っても来週は喜美子が大阪での生活を始めます。

きみちゃんに幸あれ!!