函館のレストラン(その5) エノテカ・ラ・リコルマ | 道南・函館QUALITY‐BLOG

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「エノテカ・ラ・リコルマ」

 

函館で周りの人たちに「函館でイタ飯屋っていったらどこがおすすめ?」と聞いて一番声が多かったのがこちらのお店。

 

そして、聞く人、聞く人みな口々に「けっこうこだわってんだよね」という。

 

ちょっと調べたら、予約制で1コースのみの提供ということなので電話で予約し、最初は、なんだかちょっと緊張してきて構えた気分でうかがいました。

 

まず、お店の外観で驚きます。

 

 

建物全体がこういうグレーで窓が無く、通りからは一見、倉庫かな?と見間違う作りで、その角にこうして入口があり、なんだかアジトのような隠れ家という言葉がぴったり。

 

そして、中に入ると店内はこんな感じ。

 

 

ダークブラウンを基調にして落ち着いた作り。

 

陽気でカジュアルなイタリアンとは違います。

 

かといって重厚感高いわけでもありません。

 

そして、お料理ですが、コースはデザートも含めて7品にパンが付いた構成です。

 

この日はまず、最初に驚いたのがひと品目。

 

 

ビーフカツかと思いきや函館の水産供給基地・南茅部の「天然本マグロ中とろのコトレッタ」。

 

津軽海峡に面した函館は対岸の青森の大間もそうですが、戸井まぐろなどのブランドもあるように天然の美味しい本マグロ(クロマグロ)が獲れるエリアで、この南茅部も大謀網(だいぼうあみ)という定置網に入るものの近年、太平洋クロマグロの絶滅危機問題で水産庁の規制により、それまで手ごろなサイズと価格で函館市内の飲食店に流通していた10㎏台、20㎏台のモノが獲れなくなってしまい(網に入ったら逃がしている)、漁獲可能な30㎏以上のモノはほとんど札幌市場か東京の築地市場に送られていて地元でありながら地場産天然本マグロを扱っているお店はほとんどなくなってしまっているんですよね。

 

それが最初に出てきて、胸が高鳴ってきましたね。

 

そして、味のほうも抜群の美味しさ。

 

南茅部の本マグロは獲れた時点で、船上で神経締めという技法で死後硬直を遅らせ、鮮度を保つようにしており、それだけでも美味しいんですが、こちらの本マグロはさらに熟成がなされていて、より美味しくなっています。

 

ソースも自己主張せず、素材そのものの美味しさを味わえる。

 

そして、トップ画像の北斗市「おぐに牧場」黒毛和牛肉のロースト/イタリア・ピエモンテ州産サマートリュフの香りでも美味しい「おぐに牧場」産黒毛和牛がさらに熟成されて旨味が増していてこれも実に美味しい。

 

出されるお料理がすべてこのような感じで、地元の美味しい食材にこだわり、さらにその素材の美味しさを引き出す手間と工夫にこだわりを感じます。

 

 

 

お店は落ち着くし、料理は美味しいし、ちょっと贅沢な気分でひとときを過ごすことが出来ますよ。

 

 

【お店情報】

「エノテカ・ラ・リコルマ」

住所:函館市富岡町2丁目33-12

TEL:0138-42-8303

営業時間:18:00~or 20:30~ 予約制・コースのみ

定休日:(火)

駐車場:有り

 

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