つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

初七日あたり。

2018年11月10日 18時19分55秒 | 日記
多少間誤付いたが滞りなく葬儀を終え、
母親が白骨となって家に帰ってきた翌日、仕事に復帰。
それなりに忙しい時間が過ぎて迎えた週末。

本日は「初七日」あたり。
命日から数えれば八日目にあたる。
久しぶりに「予定」も「用事」もない。
昼酒に缶ビールを一本。
「毒島 誠」のレースを観戦。
舟券が的中し素直に喜ぶ。

アルコールが抜けた午後、愛犬を伴って家を出発。
朝方の雨はすっかり上がり、青空の下を歩く。
見慣れた景色を眺めて、ふと思う。

何十年か前、ここを母親と連れ立って歩いたんだろうな。

正直、明確な記憶はない。
しかし、おそらくあったと思う。
何しろ、小学校への通学路だ。
生まれた家には自家用車がなかったから、移動はもっぱら徒歩だった。

散歩を進め「本津幡駅」に到着。
不意に記憶が甦る。

画像手前は、能登方面への下り線ホーム。
画像右手、瓦屋根の小屋が金沢へ向かう上り線の待合室。
その昔、奥に映る陸橋はなく、上り列車に乗る時は、
一旦、線路に降りて反対側へ渡らなければならなかった。

子供だった頃、確かに母親とレールを跨いだ。
僕は、顎から滴り落ちる汗を拭っていた。
蝉時雨が降り注いでいた。

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