頭の中しかお。 | け?

け?

「こんなに馬鹿だと思わなかったからさ」

 

 

Tシャツのロックスターは昔よりずっとくたびれた顔で今日も汗ばんでいる♬

 

 

誰のことだろ?

マーク・ボラン?(T-REX(元家内じゃない)のギタリスト兼ボーカル)

ジミ・ヘンドリックス?(ギター界の天才中の天才。ギターの音の可能性を広げた人。没後48年経った今でもあちこちでジミヘンぽいリフを聞く)

 

 

ジャガン、ジャガガ、ジャーンジャジャ ジャジャジャン ジャジャジャジャンジャーン♪〜

カーステから突然。

 

あ。T-REXじゃん。

 

「20世紀少年」

 

(あ? テゥエンティースセンチュリーボーイだろ?)

あっ そういうことかっ そのままタイトルにしたのかっ

 

20世紀少年=20th Century Boyだと気が付いた俺。

こういうところは鈍い。

 

 

 

こないだの『鳥肌もんの塩』の醤油なら食いたい。

でもお盆だぜ。やってないんじゃないの?

 

「Ken、今ネットで調べた」

「やってる」

 

マゼラッティで駐車場一番乗り店二番乗り。

俺はラーメン屋のロットに興味がないからどーでもいー

 

「俺これにしてみる」

 

大家この店の推し、なんたら言う難しい名前のラーメン(忘れた)

お店のおばちゃん「○○○時間かかるから醤油遅くして一緒に出そうか?」

 

おねがいしまーっす。

 

どうでもいい馬鹿話と、

あのな、例え癌だったとしても、好きな酒辞めて我慢してストレス溜めるより飲みたいもの飲んで楽しい方が長生きするぞ。ほんとにヘビィだったら酒飲みたいと思わなくなるはずだから。

 

「うん。うん。」

 

もの凄く珍しく大家が殊勝に聞いてる。

 

て、うちの彼女が言ってた。

 

「そうか。ありがとう」

 

(いやそこ突っ込むとこだろ「Kenじゃないんかいっ」だろ)

 

 

「はい。待たせてごめんね」ラーメン2つ来る。

 

あっはっはっはっはー あーはっはははー

鰻の寝床の様なラーメン屋の薄暗い店内、カウンターの一番奥で日曜の朝11時から、手を叩いて爆笑する俺。

あー涙出そう。

 

知ってたの?

 

「・・・いや。」

 

責めるねぇ。退院した途端、攻めるねぇ〜

お前、どSだっけ?

 

「・・・知らなかったんだよ」

 

 

俺の前、澄んだスープの醤油ラーメンそれでも大盛だよ?

大家の前、丼の上に逆さまに丼重ねた?ってくらい具の乗った倍盛じゃきかないんじゃない? しかも極太麺だし。

 

「お客さん、スープの濃さどう? 大丈夫? 暑いからね少し濃いめにしてみたの」と、おばちゃん。

 

とっても美味しいです。ありがとうございます。

 

 

「・・・・・そういう問題じゃねえ」

 

 

あっはっはは。やめろ。ぼそっと言うな。涙がぁ〜

 

「Ken、俺これ残すかも」

 

だめ。