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刑事ゼロ 最終回 感想 “秩序”と“権利”を求めたのは、そういう理由だったのか!

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次々とドラマが最終回になり、寂しいaoikaraです。でも4月から新しいドラマの楽しみがあると思えば、わくわくしますけどね!

 

というわけで今回のテーマは…

 

刑事ゼロ 最終回 感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼刑事ゼロ 第9話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

最終回 ゲスト

ゲスト:南 果歩 高橋光臣 今野浩喜

 

最終回 あらすじ

3件の猟奇殺人で世間を震撼させた能見冬馬(高橋光臣)と同じく、タロットカードの図柄を再現する手口で2件の殺人に走ったネットニュース記者・外山直澄(粟島瑞丸)が、自殺――。

 

時矢暦彦(沢村一樹)らが家宅捜索を行ったところ、外山は「これまでの5件の殺人はすべて自分ひとりの犯行で、能見に罪を着せた」とする遺書を自宅のパソコンに残していたことが発覚する。

 

もし遺書の内容どおり、5件の猟奇殺人が外山の単独犯行だとすれば、時矢が逮捕した能見は無実ということになってしまう…。13係に動揺が走る…。

 

そんな13係に追い打ちをかけるように、衝撃の事態が発生。なんと外山の遺書がネットニュースに晒されたのだ!その直前、13係長の根本留夫(渡辺いっけい)が記者会見で遺書の存在を否定していたため、京都府警には非難が集中。

 

能見は処分保留で釈放されることになってしまう。時矢は記憶を失う直前、能見が自分に告げた言葉を思い出せば、彼が何をしようとしているかわかるはずだと考えるが、なかなか記憶はよみがえらず、焦るばかりだ…。

 

そんな中、能見を勾留していた留置場の看守・草場友喜(今野浩喜)からの連絡をきっかけに、時矢は能見が6件目の殺人を予告していることを察知。

 

いったいタロットになぞらえた一連の殺人はいつまで続くのか…!? しかも、13係の無期限謹慎、時矢に殺人容疑が降りかかるなど次々と危機が襲いかかるが…!?

 

ついに最終話!記憶ゼロの刑事・時矢は失われた20年を取り戻し、一連の事件の謎を解明することができるのか…!? タロット連続殺人の真の黒幕とは、はたして…!?

 

参考元:最終回|ストーリー|木曜ミステリー 『刑事ゼロ』|テレビ朝日

 

GOODポイント

  • 前回の感想でタロットカードのバージョンの違いに言及している人がいましたけど、ズバリでしたね。すごいなぁ。私は全然気づかなかった。
  • 謹慎処分になった13係なのに、捜査を促す根本係長。「何のために上層部の顔色ばかりうかがってきたと思う!バレないようにするこのためだー!」って格好悪いけど格好良かったですw

 

気になったポイント

  • 記者会見場、暗くない?
  • 京都府警に時矢あり、から、まさかの留置場に時矢ありかぁ…。
  • 時矢刑事の離婚の原因は…?w

 

感想

真犯人がまさかの…!

前回から続く話でもあるこの最終回は、タロットカードを利用した一連の事件の真犯人が明らかになりましたね。

 

前回の感想で、真犯人は藤林教授だとか、奥畑弁護士だとか、はたまた時矢刑事…なんていろいろ考えてみてのですが、見事に全部はずれました!まだまだですね~くやし~。

 

「郵便業者に気をつけろ」で、見過ごしていた人物でした。とはいえ、前回から見るとヒントも何もなかったから、あれだけで真犯人が誰かはわかりません。とまあ言い訳もさせてください。

 

ただ、ターゲットにされている人物からどういう人物が真犯人なのか想像することはできました流れでしたね。私は全く気づかず、まだまだだなぁ。でも、納得の真犯人でした。

 

“秩序”と“権利”を求めた理由になっとく

能見の「秩序」にこだわる姿勢や、外山の「俺には権利がある」と言う言葉が、どうも気になっていました。

 

真犯人に洗脳されていて、歪んだ正義感を表す言葉なのかな、と思っていたのですが…それが全く逆で。洗脳ではなく、自らの意思でした。

 

自分の意思だからこそ、能見は精神鑑定に問題がなかったってことですし、自らの死も受け入れていた。なるほど。

 

犯罪によって大切な人の命を奪われて、しかも犯人が死んでしまい、法律によって裁かれなかった被害者の遺族。それが能見と外山、藤林教授、そして真犯人…今回のタロットカード事件の実行犯の共通点でした。

 

私にその視点はなかったです。そうか、だから法律によって裁かれず、罪を逃れた人間が次々に殺されていたんですね。きちんと動機が隠されていたのに、真犯人がどういう人物か、感情という視点が抜けていました。そうかーなるほどなぁ。

 

大切な人を奪われて、しかも犯人が裁きも受けないで、そんな被害者遺族にとっては今の世の中が秩序も何もないなんですよね。自分が理不尽な目にあった分だけ、あくどい犯罪者を殺して、初めて秩序が保たれる、と思ってしまったんだろうなぁ。

 

だからこそ、能見は秩序を乱された人間として、殺人で「秩序」を求めた。大切な人を殺された外山には「殺す権利がある」と言う意味だったのですね。

 

警察としては、それもまた歪んだ正義感だと言われていましたが、時矢刑事は「救いだったんじゃないか」と言うんですよね。どうしようもない、恨みたいのに相手もいない、そんな思いを少しでも軽くできたから…。そう考えられる時矢刑事は、とても優しいですね。

 

“刑事の罪”もわかるけど、時矢刑事は有能だからなぁ…

大切な人を殺された能見ら真犯人にとっては、犯罪者を捕まえることもできない警察も、また恨む対象。という法の秩序という拡大解釈。

 

だから、能見は「おまえが刑事だからだよぉ!」と、時矢刑事に憎しみをぶつけていました。それが「刑事の罪」。

 

私は、もっと個人的な恨みがあるのかと思いました。藤林教授の夫を殺した犯人は射殺されたらしいので、射殺したのが時矢刑事なのかなとか、間に合わなかった刑事だったのかなとか。でも、そういう理由でもなかったんですよね。

 

“刑事”そのものへの憎しみだったんですね。だからこそ、刑事時代の記憶だけを失ったってしまった。たしかに、時矢刑事個人に恨みがあるなら、自分の人格を全否定して、記憶の全てを失っていそうですもんね。

 

でもね、時矢刑事は優秀なんですよね。時矢刑事を葬れば、真犯人たちのように苦しむ被害者遺族がもっと増えることになるでしょう。

 

犯人を捕まえられなかったという虚しい気持ちは、警察官として責任を感じながら、でも目の前の事件と向き合っていくしかないと時矢刑事は言っていました。殺しても、死んだ人は喜ばない。その通りだなと思います。それしかできないです。

 

そして、正しく裁かれず苦しむ人をなくすようにしないとですね。警察も、検察も、裁判所も。法律も。世間の声として、社会人の一人一人も。

 

えっ、時矢刑事は記憶が戻らないの!

最終回の時矢刑事は格好良かったですね。絶対に自分が解決しなければならない事件だと、必死に捜査して。罠に嵌められそうになっても、ちゃんと身の潔白を証明するように準備していて、カッコイイ。

 

能見から言われた言葉は思い出した時矢刑事ですが、20年分の記憶は全く戻らず…ってええええ!そうなの!?

 

生田目さん曰く、今の方が居心地が良いから、思い出さなくてもいっかー状態だそうで。なるほどね。

 

私は新時矢刑事も好きだから、このままでも全然あり!強く訴える姿も、胸を打ちますし、新時矢でいきましょ!(笑」 

 

これは続編に期待しても…良いかも?

時矢刑事の記憶が戻らない限り、続編がありそうですね。今の環境が居心地良いと記憶が戻らないので、佐相さんの時矢刑事に対する扱いは雑になりそうですね。厳しくすることで、過去時矢に戻れ!みたいに(笑)

 

そして、元奥さんのように、記憶喪失が誰かにバレるかもしれませんね。福地刑事とかありえそうだなぁ。

 

何にしても、続編を期待できるかも、とわくわく。キャラクターや物語のテイストも好きですし、続きが気になるかもありましたからね。続編できてほしいなあ。

 

とはいえ、4月から木8は「科捜研の女」が1年放送なので、1年はありませんね。ってことで、1年以上経ってからの続編を期待しています!

 

そして、キャスト・スタッフの皆様、面白いドラマをありがとうございました!

 

 

aoikara

 

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