食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2014年04月18日

栄養補助食品で特定のアミノ酸だけを沢山摂っても意味がない

https://blog.goo.ne.jp/galaxy-karakuri/e/35b10460789deeee3e974d69d22c3d9b

 

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それで健康が保たれる訳ではなく規則正しい普通の食事が一番


■アミノ酸の過剰摂取は分解する肝臓や腎臓に負担を掛ける

TV/CMなどでは、「アミノ酸サプリメント」やアミノ酸飲料が人気です。
美肌や筋力向上、疲労回復などの“アミノ酸効果”を謳った栄養補助食品をよく見掛けます。
でも本当に、効果はあるのでしょうか?

国立健康栄養研究所は、市販の栄養補助食品には、どれくらい飲めば効果が出るかがきちんと書かれてなく、また個人差・体調によっても大きく異なると言います。
多量に摂ればよいというものではありません。
アミノ酸の過剰摂取は、分解する肝臓や腎臓に負担を掛けます。
米国では、アミノ酸の一種のトリプトファン(後段参照)の過剰摂取によって死亡事件が起きています。
根本的に、人間の身体や健康には特定のアミノ酸だけ沢山摂っても意味がないのです。
アミノ酸を多く摂れば健康が保たれると思うのは、大きな間違いです。

食品にはいろいろな成分が含まれています。
サプリメントに同じ成分が含まれていても、食品と中身が違います。
アミノ酸サプリメントに限らずサプリメント全般に言えることは、特定成分だけ凝縮して入っているので、過剰摂取の恐れが高いのです。
人間の身体は不思議なもので、健康を保つにはサプリメントやアミノ酸云々ではなく、バランスの取れた規則正しい普通の食事が何よりなのです。

■サプリメントより、必須アミノ酸のバランス良い食品を

アミノ酸とは何でしょうか?アミノ酸とは、タンパク質を構成する要素のことです。
自然界には約500種あり、生物のタンパク質はそのうちの20種の組み合わせでできています。
その20種のうち、体内で合成できないため食事から摂る必要があるものを「必須アミノ酸」と呼びます。
皆様も、お聞きになったことがあると思います。

人間の場合、9種類が当たります。人間の必須アミノ酸は、ヒスチジン・イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン・トリプトファン・バリンです。
鶏肉、豚肉、鮭などの魚、牛乳、チーズなどには、必須アミノ酸がバランス良く含まれています。
本来のアミノ酸は栄養素だけでなく、ホルモンや酵素の成分として、免疫力促進・血清コレステロールや血液の低下、精神の安定化など、身体の調整機能を持っています。

しかしアミノ酸は、化学調味料始め、加工食品や至るところの飲食店でも使用され、ただでさえ過剰摂取の状況なのです。
つまらぬTV/CMや通販の俳優の言葉を鵜呑みせず、それこそご自分の健康を心から考えるべきです。

サプリメントに頼らず、自らの食生活を見直すことです。サプリメントにお金を出すより、必須アミノ酸が含まれる食事に気を遣いましょう。

 

ーーー転載終了ーーー

 

 

 

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