食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2018年01月09日

果物離れ!1人当たりの量は英国の4割・米国の半分、あの北朝鮮にも抜かれる

https://blog.goo.ne.jp/galaxy-karakuri/e/ecaee5946ee0fe83f006690aa828c635

 

ーーー転載開始ーーー

 

果物・豆類・魚ばなれ~摂るものも摂らずに健康ばかりを追い求めるバカさ加減


■四季折々の果物がふんだんなのに食べることをセーブする困った傾向

かつてお正月や寒い冬には、こたつの上の蜜柑(みかん)が定番でした。
年配者は体験されたと思われますが、昔はバナナや桃缶は高級だったので風邪や病気の時ぐらいしか食べられず、それが楽しみでした。
今は安く食べられるのに、厚労省の調査では1人・1日当たりの果物摂取量は1975年の193.5gから、2016年には半減の98.9gになってしまいました。
1日200g(蜜柑2個程度)摂ることが目安も、半分にも達していません。


一方、データの基準が違いますがFAO(国連食糧農業機関)の最新統計(2013年)の果物供給量は144.8gで、世界175か国の中で日本は135位でした。
英国約350gの約4割にしか満たず、米国の半分、あの北朝鮮(約150g・信憑性は疑問)より劣る数値です。
日本は四季折々の果物がふんだんにあり、諸外国からも多種の果物が輸入されるのに、世界的に見ると果物を食べる文化に乏しいのです。

食品研究家は、「海外では健康な人が果物を摂る重要性は常識なのに、日本は太る・糖尿病への誤解があり消費が増えない」と言います。
もちろんビタミンCの他に葉酸、林檎(りんご)はポリフェノール、蜜柑はβ(ベータ)クリプトキサンチン、トマトはリコピンなどの栄養素が豊富です。
しかし消費者が果物を毎日食べない理由は、日持ちがせず買い置きできない・値段が高い・皮をむくなど手間が掛かるなどです。
日本では必須の食べ物の意識が低く、嗜好品扱いされているからです。
家にこたつがなったせいか?蜜柑の需要が落ち込み、温州(うんしゅう)蜜柑は1970年代の年350万トンから、現在は80万トンにまで激減しました。
日本を代表する果物・蜜柑は、バナナに抜かれてしまったのです。
若い方や中年も、“温州”と読める人が少なくなってきましたね。
愛媛のポンジュースもかつては、青臭く・飲むと目が細くなるほど酸っぱかったので、投稿者は大好きで子供にも飲ませていました。
しかし今はオレンジを混ぜて甘くしたので、個人的にはガッカリしています。

■果物も食材をバランスよく食べる要素の1つに組み込もう

Web上に、「青森の林檎は硬くて食えね~消費者をバカにしているのか!」という投稿が溢れました。
本当は、硬く歯で噛むとサクッと切れる(割れる)のは新鮮な証しです。
ネット同調者は、都会で日延びしてスカスカ・フニュフニュした林檎しか食べたことがないのでしょう(元々そうした食感の種類もあるが)。
日頃、いかに美味しい果物を食べてないかが分かります。
昔、「林檎をかじると血が出ませんか」(歯磨き剤)のCMが流行りました。
今時は、林檎をそのままかじる人は少ないでしょうが、電子機器のロゴになっているのは、「もっと果物を食べろよ!」というメッセージでしょうか(笑)。


「果物はあまり食べないけど、ジュースを飲んでいるから大丈夫」と思っている方は間違いです。
3つ問題があり、下記のページでご案内しているので簡単に説明します。
大半が「濃縮還元」式だと思われるので、かなり栄養素が減退しています。
またオレンジやグレープフルーツジュースは米国産なので、農薬だらけです。
ジュースは原産地表示がされず、林檎ジュースは国産と思えどもほとんどは中国産です。
同国は、食品全般の製造過程が不明だけに不安が残ります。

魚離れに続いて、日本人の豆離れ・果物離れが進んでいます。
統計上、今や摂取量は魚介類より「肉類」が上回ります。
日本人の主食がコメだったのは過去の話で、同じく米(米飯)より「パン」の摂取量のほうが多いのです。
数値は省略しますが、日本人は豆の大半を煮豆や餡子・お汁粉の形でしか摂りませんが、諸外国は主食あるいは副食で多く摂ります。


前述の食品について諸外国はどうでしょうか?
中でも中国・ヨーロッパは、健康や美味しさを求めて魚介類の需要が高まっています。
健康志向から、コメを含む日本食が外国人にとって注目されているのです。
にも関わらず当の日本人は、魚・豆・果物・海藻など肝心な要素を摂らずに肉食に逆移行しているのが現状です。
若い方(特に女性)も健康のためには様々な物をバランスよく食べなければならないのに、無理なダイエットやサプリで健康を保とうとしています。
何かおかしさ・不自然さを感じませんか?
話を戻し、「朝の果物は金」と言われるように果物への誤解を解いて、摂るべき様々な食材の中に四季折々の果物、あるいは手頃な外国産のバナナ・キウイなどを入れましょう。

 

ーーー転載終了ーーー

 

 

 

 

いいね!と思ったら↓クリックお願いします