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今日は平日ではありますが、仕事を休んで東京オペラシティへ行って来ました
オペラシティの広場(中庭)には巨人のオブジェがあり、首が動いていました。
この日のコンサートは、反田恭平さんのピアノ・リサイタル。夏のコンサートツアーの時はつくばのノバホールで聴きました。その時はベートーヴェンの3大ソナタ。そして冬のコンサートツアーは、ここ東京オペラシティでオールショパン。
このホールに来るのは初めて。しかも、使用するピアノはファツィオリ。ショパンコンクールで最近この名前を聞くようになりました。まだ歴史の浅いメーカーですが、コンクールで採用され、しかも入賞者が数多くこのメーカーを使うのですから、よほど魅力的な音色なのだと思ってました。
そしてコンサート本番。
ショパンのノクターン第13番から始まりましたが、曲が終わっても拍手をする事すら躊躇われる緊張感が漂っていて、続く第14番にそのまま突入。反田さんの演奏会はいつも緊張するけど、この日はいつも以上に張り詰めた緊張感のあるコンサートでした。
4曲めのアンダンテ・スピアナートは、夏のツアーの時のアンコールや横浜の野外コンサートなどで何度か聴いているので、今までの演奏と聴き比べられて楽しめました。
オペラシティのホールは、まるで音が上から降り注いでくるかのような響きで心地良いし、何よりファツィオリの木質な響きが反田さんの力強いタッチを受け止めて、ピアノの中から湧き出すような音が会場中に響いていました。
名手反田恭平の演奏、ホール、ピアノが三位一体になって、今まで以上に素晴らしいコンサートでした。