オプジーボの次の新薬 | 進行・再発肺がん治療の最新情報

 

なぜ、代替医療に西洋医療の紹介?

『がん・西洋医療を知り代替医療(己)を知れば百戦殆うからず』

自我自尊、井の中の蛙、の戒め

周りの多くに目を向けていないと、志の道を誤ってしまいます。

 

健康指導

・健康指導の内容:生活習慣を含むガン体質の改善指導

・野口整体・臼井霊気療法を基本とした血流・冷え・炎症等の改善によるガンの施術
*連絡先

  090-4498-1545  

 大阪市西淀川区
 島田 修二 まで

*施術時間 :約1時間
*場所   :ご自宅・他、ご指定場所の出張健康指導

*出張範囲 :大阪近郊、(大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山)遠方の方は別途ご相談

*施術料金:初回 5000円 , 2回目以降 10,000円

 

*ホームページ、始めました(只今工事中の段階ですが)

  https://sreiki3166.amebaownd.com/

  『がんを治す代替療法』をクリック!

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「もっと知ってほしい肺がんのこと2016in名古屋~もし進行・再発肺がんと診断されたら」

 

HP:CancerChannel (信頼できるがん医療のすべてがここに)

のビデオライブラリにありましたので紹介させていただきます。

 

愛知県でがんの先端医療に携わっておられる3名の先生方と、がん治療に携わっておられる看護師の方のパネルディスカッションのビデオ映像です。

 

内容

・肺がんの概要:

  がんの種類、ステージなどを分かりやすく紹介されています

・肺がん薬物療法の最新療法

  オプジーボを含む薬物(化学)療法の現状

    オプジーボの次の免疫療法の新薬の等の、最新情報が紹介されています

・QOLから考える肺がん治療

  標準治療と並行して最近のQOLの状況が紹介されています

・がん患者さんと寄り添って

  医療現場から見た看護師の方の現状が紹介されています

・肺がん患者連絡会の紹介

・Q&Aディスカッション

 

 肺がんの概要では、よくまとめられており、全体の復習する意味では大変よくまとめられていると感じました。

 最新情報では、遺伝子の変異と耐性についても言及されており免疫療法の新薬での治験段階の紹介もありました。

 オプジーボの内容も盛り込まれており効果(縮小)は20~30%

 抗ガン剤、分子標的療法、免疫療法の組み合わせによる治療

と遺伝子分析による最適な治療方法への方向性についてもお話されていました。

 

がんを知り、西洋医療を知り「代替療法」を知らば百戦殆うからず

*代替療法の話はもちろん皆無です。。。

 

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Ⅰ.開会挨拶/肺がんの概要

 名古屋大学医学部付属病院 呼吸器内科

  長谷川 好規 先生

 

・進行・再発肺がんについてを紹介します

 

・肺がんは治りにくいが希望を捨てないで

 正確な情報を得るように

 

肺がんとはどのような病気か?

1)小細胞肺がん(肺がんの15%)

 ・白血病のような血流のがんに近い

 ・男性の喫煙者に多い

 ・治療内容は、薬物療法と放射線療法

 ・進行・転移が早い

 

2)非小細胞肺がん(肺がんの85%)

  胃がんや大腸がんと同様の固形の臓器のがんで発症する部位により、①非扁平上皮がんと②扁平上皮がんに分けられる

 

①非扁平上皮がん

 ・腺がん

  肺がんの中で最も多い

  男性の40%、女性の70%(女性の多くは非喫煙者)

 ・大細胞がん

  比較的まれで、男性に多い

②扁平上皮がん

  男性に多くみられ、男性の40%、女性の15%

  多くは喫煙者

 

肺がんの検査と治療方針

①検査方法

・喀痰細胞診断

・胸部レントゲン

・胸部CT

・胸水がある場合は胸水を分析

 

②治療方針

・肺がんの組織検査

 遺伝子の検査結果により、治療方法を決定する

 肺がんの種類と対応する薬を選ぶ時に遺伝子検査は重要

 

・1回目の治療後に再発した場合、(がんの耐性化による)1回目の薬は効果がなくなる 

 この為、再度遺伝子検査をして、次の薬を決める

 

遺伝子治療について

がんの増殖遺伝子EGFRとALKをターゲットにした治療が始まっています

他にもがんに関係する遺伝子は数多くありますが、現時点ではまだ正確には解明され対応できる治療方法はみいだされていません:筆者考察

 

肺がんのステージと治療方法

Ⅰ期:肺の中だけでリンパ節の転移はない

Ⅱ期:肺の周辺でのリンパ節の転移がある

*Ⅰ、Ⅱ期の治療は外科手術(+薬物)で対応

Ⅲ期:肺から外へのリンパ節の転移

Ⅳ期:遠くに転移(遠隔転移)

 

治療方法

①薬物療法(化学療法)

・抗がん剤

・分子標的薬

・免疫チェックポイント阻害薬

 

②集学的治療

Ⅳ期の場合

 外科手術は無理なので、放射線・薬物療法の組み合わせての治療(集学的治療)

*副作用は強くなるので要注意

*外科手術と放射線治療は局所療法で、全身療法は化学療法

 

緩和ケアについて

 早期の緩和ケアは余命の延長につながる

 

 

Ⅱ.肺がん薬物療法の最新情報

 愛知県がんセンター中央病院 呼吸器内科

 樋田 豊明 先生

 

 薬物療法の分類

・化学療法(抗がん剤)

 がんの増殖を抑え、がん細胞を破壊する

・分子標的療法

 がん細胞だけが持つ、生存・増殖に関する物質を標的にする

・免疫療法

 がんに対する攻撃にはブレーキがかかっているため、ブレーキを解除する

 大きな効果が、人によっては出てきている

 

 標準化学療法

・プラチナ併用療法

 プラチナ製剤+第3世代抗がん剤

*プラチナ製剤:シスプラチン、カルボプラチン

*第3世代抗がん剤:ペメトレキセド、バクリタキセル、ドテタキセル等

 

・血管新生阻害剤:非扁平上皮がんの場合

副作用を考慮して使用

ベバシスマブ

 

・非小細胞がんの場合のみ

ラムシルマブ

 

*75歳以下で、高齢者の場合は単剤での治療

 

分子標的治療

・抗がん剤治療の場合、正常細胞にもダメージを与え多くの副作用がある

・がん細胞だけが持つ、生存・増殖に関する物質を標的にする

・第2世代、第3世代の分子標的薬も使用されている

がん細胞は薬に対し耐性を持ってしまうため半年から1年位で、薬が効かなくなる

 

*790番目の遺伝子に異常が生じると今までの分子標的薬が効かなくなり、このため、薬を替えながら治療する必要がある

・遺伝子異常はたくさん見つかっており

それぞれの遺伝子異常に対応する薬が必要

肺がんの患者それぞれに、遺伝子異常の箇所が異なるため、1対1の関係での分子標的薬の治療が必要になる

*現在、色々治験レベルでの検証が進んでいる

 

免疫治療

2013年サイエンスで免疫治療が発表された

2008年から肺がんの免疫治療が始まった

 

免疫チェックポイント

自分の細胞(自己)は免疫から逃れる仕組みを持ち

がん細胞は自分の細胞で自己の免疫から逃れるようになっている

がん細胞はPD-L1、白血球はPD-1の抗体を持ちそれぞれが繋がっている状態であれば、白血球はがん細胞を攻撃しない

このため、阻害剤でPD-L1とPD-1が繋がった場合に外れるようにし白血球ががん細胞を攻撃できるようにさせる

 

◎ニボルマブ(オプジーボ)の実績

20から30%の人には良く効く

 

最新の情報(オプジーボの次の新薬)

ニボルマブ(オプジーボ):PD-1の抗体

ペムブロリズマブ:PD-1の抗体

アテゾリズマブ:PD-L1の抗体

 

標準治療で効かなくなった場合に免疫療法を併用する(二次治療)

 

*ニボルマブ(オプジーボ)は初回治療では効果が薄い

 

現在、どういう人に効果が有るかが、明確にされていない

 

効果(治療)の方針

第3世代抗がん剤、ドテタキセルと各免疫治療薬との併用での結果を確認して、効果の有無を判断している

 

 

Ⅲ.QOLから考える肺がん治療

Ⅳ.がん患者さんと寄り添って

他の紹介は省略させていただきます。

*詳細は下記のHPからのYouTubeをご参照下さい。

 

 

 

【筆者の感じた事】

オプジーボの次の新薬

治験レベルでは日進月歩

遺伝子検査による治療も進んでいます

しかし、無数の遺伝子異常の種類に対応できる医療が今後の大きな壁となり、立ちはだかっている感がしています。

 

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実際の映像をご覧になられる方は、は下記のHPをご参照下さい。

*各テーマで20~30分位です

ノーベル賞受賞関連 

 

 

http://www.cancerchannel.jp/post29833

 

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