広告 6月 山行記録 岐阜県の山 籾糠山

天生湿原・籾糠山はカツラ門だけじゃない!お花の宝庫2019・2023

岐阜県にある天生県立自然公園【天生湿原】【籾糠山】へ行ってきました。

ブナの原生林の中を歩き、幻想的な風景の湿原、籾糠山の植生豊かな6月に咲く花々を愛でる、

フラワートレッキング、花めぐり山行です。

ルートがいくつかあるので、自分にあった山行プランで初心者から親子連れまで楽しめますよ。

近くには白川郷や温泉など観光スポットもあるので合わせて参考にしてみてくださいね。

天生湿原とは

2019.06.23撮影

標高1400mに位置する岐阜県の天然記念物に指定されている高層湿原です。

春には水芭蕉やリュウキンカ、夏にはニッコウキスゲが咲き誇ります

ブナの森に囲まれた湿原です。

登山口から天生湿原まではよく整備された道なので、初心者にも安心です。

登山口から天生湿原までは片道約40分。

この片道40分は案内のパンフレット的に、ゆっくりめに歩いてと考えて良いでしょう。

一般成人なら実際にはもっと早く着いたという人の方が多いようです。

参考サイト:飛騨の旅

水芭蕉の群生。

 

籾糠山とは

山頂の道標も、ある意味(熊の被害がリアル💦)有名です。

標高:1744m

県立天生自然公園で、自然公園協議会(飛騨市観光課内)が公園の管理を担当。

入山には森林環境整備推進協力金(500円)を徴収されている。

渓流、湿原、花、眺望をすべて備えた素晴らしい山。

山頂からは北アルプスの山々、眼下にはブナの森が広がる。

登山適期:6月上旬~11月上旬

トチやカツラの巨樹、特にカツラ門はインスタ映えする撮影スポットですよ

カツラ門

選べるルート

ブナ探勝路の巨樹

参考:

※片道は登りの目安としてです
  • 山頂を目指す周回するルート(片道約3時間)
  • カツラ門までを目指すルート(片道約1時間半)
  • 天生湿原までを目指すルート(片道約40分)
花好きさんにおすすめはカラ谷登山道ですよ
  • 木道など、整備がされており歩きやすい

    登山・ハイキングのポイント

    案内もしっかり要所にあります

    湿原までならスニーカーやハイキングシューズでok。

    個人的には湿原よりさらに進まれるルートの場合、靴や雨具、飲料、食料など装備はしっかりされることをお勧めします
  •  

    登山道や案内看板がしっかりされています。

飛騨地方は熊が多いことでも有名です

籾糠山と言えば、この一斗缶ですね

熊と出会わないために、しっかり音を出して人間がいることをアピールしましょう。

湿原は一方通行です

湿原は一方通行です。きちんと案内に従い進みましょう。

湿原は柵で仕切られています

植生の保護のため、柵の開け閉めは必ずしましょう。

 

アクセス

住所:岐阜県飛騨氏河合天生

アクセス:国道360号線天生峠

ポイント

天生県立自然公園までの国道は冬季閉鎖期間があります。

令和1年の飛騨市側は7月上旬開通予定です

白川村側は6月5日に開通されました。(国道360号線は白川郷から入れます)

天生湿原・籾糠山の登山口がある天生峠駐車場(約100台)にはトイレあり。登山届けは登山口受付に提出します。

アクセス(2023年5月末現在)

2023年5月末現在 天生峠は通り抜けできません

今年も(2023年5月末現在)通行止めのため、白川郷方面からは天生峠までは行けません。

そのため遠回りにはなりますが、飛騨市側からおとずれました。

 

参考

正式な発表ではありませんが、受付所にいらっしゃった案内スタッフのおじさまのお話では、今年は6月10日ごろに開通予定とのことです

 

6月に咲く天生湿原・籾糠山の花レポート

往路 登山口⇒天生湿原⇒ブナ探勝路⇒籾糠山

復路 籾糠山⇒カラ谷登山道⇒天生湿原⇒登山口

案内のパンフレット的には片道約3時間のコースになります

籾糠山に咲く6月の花

タニウツギ

ピンクがあざやか!

エンレイソウ

大きな葉っぱが特徴的

コケイラン

見落とさないでね!

 

ツクバネソウ

こちらもたくさんあるけど、見落としがちです

ギンリョウソウ

いろんな山で見かける定番のこ

マイヅルソウ

群生しています!!

ミヤマツボスミレ

スミレの仲間は種類が豊富で難しいです

ゴゼンタチバナ

可愛らしい姿で好きな高山植物の一つです♡

ツマトリソウ

こちらも群生しています

タテヤマリンドウ

つぼみがいっぱい!

ワタスゲ

白い綿帽子が湿原らしい風景ですね

こちらも良く見かけるお花だよ

ニッコウキスゲ

まだまだ先始め。これから湿原いっぱいに咲き誇りますよ!

名前もお花も変わってる

ウラジロヨウラク

葉も花も可愛い形

湿原に群生

リュウキンカ

水芭蕉と一緒によく見かけますね

オオバミゾホウズキ

名前調べるのに苦労したコ

ラショウモンカズラ

水辺の近く

ノビネチドリ

一株だけみ~つけた!

オオバユキザサ

大きいのと、小さい普通のサイズのと両方ありました

サンカヨウ

ほとんどが実になってました💦

ホウチャクソウ

この手のタイプも気を付けてみてみないと見落としちゃいますね

カラマツソウ

モミジカラマツソウ

別の場所にピンク色のカラマツソウ

オドリコソウ

ピンク色のカラマツソウの近くにありました

ミヤマカタバミ

カタバミも好きなお花のひとつです

ツバメオモト

ブナ探勝路でいくつか綺麗に咲いていましたね

ムラサキヤシオ

淡い色が優しい雰囲気

アカモノ

山頂にもたくさんあり

キヌガサソウ

群生していますよ♪

サイハイラン

まだ、つぼみ。登山道わきにあり。見落としがちです

フガクスズムシソウ

この写真で見つけられた人はスゴイです

フガクスズムシソウは絶滅危惧種です。

珍しいお花!絶対に教えてもらわないとわからないような場所にありました。

わかったかな??

2023年5月末の籾糠山・天生湿原

今年は水芭蕉とリュウキンカの最盛期♡

毎年、この時期になるとお花を求め必ず行きたくなる籾糠山&天生湿原。

今年も訪れることができましたので記事更新しました。

お花は1~2週間、違うだけで観られる花の種類や数もどんどん変化します。

先に受付横の看板で花情報をチェック!

花情報は要チェック!

下山して来た時に、再び答え合わせしてお花が全部わかったかみても楽しいかも

昔は一斗缶だったけど

クマよけのガンガン音を鳴らす鐘?が、一斗缶から炊飯器のお釜に見える?ものにリニューアルされていました!

 

もう、何度も訪れている籾糠山ですが、毎回、新しい発見がありおもしろいです。

今回はざっと見られたお花を中心にご紹介しますね。

マイヅルソウ

咲き始めです

マイヅルソウはよく見かけるお花ですが、ブナの道に群生地がありました。

そこはまだ花は咲き始めていなかったため、満開になった時は圧巻だと思います。

 

ムラサキヤシオツツジ

緑の森の中でひときわ目をひきます

ムラサキヤシオはブナの道もカラタニでもたくさん見られます。

人の視線の高さに咲いているので、華やかさも増し癒されます。

 

 

チゴユリ

目立たないからよく探してみてね

チゴユリも、咲いている個体数は少ししかみつけられませんでした。

 

ミツバオウレン

群生している様はメルヘン♡

朝の連続ドラマ小説「らんまん」でキーポイントとなっているバイカオウレン。

その仲間でもあるミツバオウレンです。

名前の通り、葉っぱが三つ葉(三枚です)

 

ニリンソウ

こちらも群生が素敵です

ニリンソウはニリンソウでも、こちらでは緑のニリンソウを探すのがお楽しみ。

よ~く、見ているとけっこうありますよ

緑のニリンソウは上高地の群生で見られることをご存知の方も多いと思いますが、ここ籾糠山でも見つけられます♡

お花に興味ない人でも、こんな感じで宝物探しのように探してみたらすきになっちゃうかも

 

水芭蕉の群生地

白と黄色の点々がお花です

天生峠の開通を待ってから訪れると、毎回、この水芭蕉の最盛期を逃してしまうんですよね。

だからか、今回は水芭蕉とリュウキンカの素晴らしいコラボが見られとても満足

この規模での群生を見られるのは圧巻です

爽やかな空気、伝わりますか?

黄色はリュウキンカ。

白が水芭蕉。

群生地横はかっこうの休憩スポットです

SNSでこの群生地の写真をあっぷされているのを観て、ぜひ、梅雨前に行ってみたいと思い立ちました。

今回は梅雨入り前ギリギリの良いタイミングで本当に行けてよかったです。

 

ハウチワカエデ

赤い花、よくみると可愛い

ハウチワカエデも道中、たくさん見ることができます。

 

タムシバ

タムシバの花

タムシバは人よりも高い場所で咲いていることが多いため、お花をこんな近くで撮影できるなんて!

しかも春のお花なため、綺麗な個体をみつけられラッキー。

 

 

ツバメオモト

まだまだ花期は長そうです

こちらも白が美しい可憐なお花。

ツボミもたくさんあったので、まだまだ楽しめるお花のひとつですね。

 

イワナシ

ピンク色の色っぽいお花

姿形が私にはとっても色っぽく見えるんですよね。

好きなお花の一つです♡

 

ブナ探勝路が好き

お花で溢れているカラ谷は下山路のお楽しみにして、登りはブナの新緑を堪能するのが恒例となりました。

 

タケシマラン

スマホで撮影、難しかった( ;∀;)

タケシマランも珍しくはなく、よく見かけるのですが…

なんせ、小さくて撮影が難しい!!

 

サンカヨウ

サンカヨウはたくさん咲いてるよ

どこを歩いていても、すぐに見つけられるでしょう。

雨上がりの花弁が透明になった様も素敵ですよ。

 

 

山頂の標識が新しい

どの標識も新しく立派なものになっています。

山頂でしばしお昼休憩にしました。

同行者から養老軒のイチゴダイフクを頂き、大変美味しかったです♡

お花もおやつも、景色も、森林浴も、どれも大満足です!

 

 

カタバミ

カタバミは白がよく見るタイプです。

こちらでは赤のカタバミも群生している箇所がありました。

 

キヌガサソウ

ど~ん、と。清楚な白いお花

キヌガサソウも咲き始め。

まだまだこれからたくさん見られますよ

 

カツラ門

ここで二度目の休憩タイム

コーヒーとどら焼きでおやつです

のんびりコーヒーをここで飲むのも恒例です。

景観の良い場所で、周囲にはニリンソウも群生しています。

人が少なければお昼寝でもしたいような、そんな午後でした。

 

 

キクザキイチゲ

白い花が多い中、キクザキイチゲの紫も素敵です

カラ谷ルートではキクザキイチゲの個体数も多いです。

○○イチゲの種類は春のお花といったイメージ。

たくさん見られ嬉しかったです。

 

コキンバイ

見逃してしまいそうな小さなお花

黄色の野イチゴ?と見間違えてしまったコキンバイ

とりあえず写真でとっておき後から確認することも多いです。

 

下山時の天生湿原にて

水芭蕉とリュウキンカ、遠くで撮影が困難だったタテヤマリンドウの群生が今は湿原の最盛期です

 

ヒメイチゲ

こちらも小さい!

ヒメイチゲもよく見かけるお花ではあるのですが、なんんせ小さい!

素通りしてしまわないよう、ようく観ていたら下山の終盤にみつけました。

 

ミツガシワ

スマホ撮影したものを、さらにアップしスクショしました

もう少し先に咲くイメージだったミツガシワ。

今年は花の咲き始めが早い印象です

周辺の観光・温泉

籾糠山を下山後、展望所に立ち寄り撮影

天生湿原・籾糠山から白川郷はすぐソコです

籾糠山を下山後の立ち寄り湯に、日帰り入浴ができる白川郷の湯がおすすめですよ。

白川郷の湯

 

白川郷への観光と、籾糠山登山や天生湿原へのハイキングを組み合わせた旅行も良いですね。

登山まではしんどいけど、天生湿原だけならスニーカーでも十分行けるのでおすすめです

白川郷の特徴的な景観だけでなく、ぜひ思い出作りに自然も満喫してみるのはどうですか

飛騨市側から帰るなら

日帰りの立ち寄り湯はこちらを利用させていただきました

すぱーふる

ぬく森の湯 すぱーふる

道路上の案内看板はあまり多くはなかったため、ナビ設定されて行くのをおすすめします

風呂あがりにゆっくりくつろげる

広い洗い場と湯舟で、ゆったりできました。

温泉は少しぬるっとした肌さわりです。

お値段も手ごろで、JAFカードで100円の割引きもありました。

 

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