歌姫の徒然草

ジャンルを問わず書いています

イップマン(葉問)と私

2018年08月15日 22時26分09秒 | 音楽

 タイトルを見て、「なぜ、ヒラマツ先生とイップマン?」と疑問を抱いた生徒さんもいらっしゃるかと思います。

 そもそもイップマンって誰?→ブルースリーの師匠です。ではブルースリーとは?→香港のアクション映画で広く知られている格闘家です。格闘の際、「アチョー」という奇声は有名だそうですね。※「怪鳥音」(かいちょうおん)と呼ばれているようです。

 私は、ブルースリーの映画は観たことがないので、その奇声がどんなものか知らないのですが、「考えるな、感じろ!」という彼の言葉はなぜか知っていました。英語なら、”Don't think, feel!" です。

 ところで、私の先生はレッスンの際に、よく息のことに言及されます。「歌は息で表現するもの。だから、中に留めるな、と。息がエネルギー、外へ出しなさい。そして、出したものは出たいように勝手に出しておきなさい。自然に逆らっちゃダメ」と。

 ひょっとして、先生は、ブルースリーの、あの奇声、「怪鳥音」のことを言ってらっしゃったのでしょうか? もしそうだったとしたら、何も知らずにいた私が奇声を発したくなりますが、まさか、そんなはずもありません。

 ただ、”Don't think, feel!"と言っていたブルースリーが、格闘の際に怪鳥音を発していたということを初めて知って、「息がエネルギー、外へ出しなさい。そして、出したものは出たいように勝手に出しておきなさい」という先生のアドバイスと共通点があることに気づきました。つまり、先生のアドバイスを声にして表現すれば、ブルースリーのあの怪鳥音になるのかなと。

 そのブルースリー、師匠のイップマンから「息がエネルギーだ」と教わった訳ではないと思いますが、映画『イップマン』の格闘シーンを観ながら、呼吸が乱れていないことに気づきました。また、「突き」や「蹴り」のエネルギーの噴出の源も、「息」である、と納得した次第。アチョー!

https://www.youtube.com/watch?v=mYTYI7G90Ak