転職に際して最初に提示される給与については、そもそも、会社が求めている人材のポジションや役割、仕事内容によって、給与体系から算出し、今いる社員とのバランスを考慮して決められます。    
 
 しかし、当初の予定給与からびた一文も上げられないかと言えば可能性はあります。同じ課長職でも、何段階か職能級があるはずです。より上位のステータスのところに持っていくことで、階級は変わらなくとも年収は上がります。
 
 そのためには、貴方の仕事の成果に対しての期待値と、貴方自身の人間的な魅力を合わせた総合力を、会社の想定より上げる必要があります。なぜ人間力、人間性も関係するかと言えば、新たに採用する人材が今の組織にとってさらに良い相乗効果を発揮するかどうかという観点も大事だからです。
 
 さて、会社と貴方の採用時の接点は、履歴書と職務経歴書のいわゆるレジュメと言われるものと、もう一つは面接があり、普通はその二つをどう表現するか、ということになります。さらに人材紹介会社を経由している場合に、そのエージェントの求人会社との信頼関係によっては、紹介の際の推薦内容によってもあなたの印象が上がる可能性があります。
 エージェントはあなたの履歴書や職務経歴書になかなか書き切れない能力や経験で、会社が好印象となりそうなことを会社側に事前に伝えることで、期待度が高まり、面接風景も変わります。
 
 このように、人材紹介のエージェントととの面談はとても大事なことですので、もっと意識して望んでください。エージェントから、企業はどのような人物が好まれるか、どんな経験知識が活きるかを事前にヒアリングしておくことです。エージェントも採用面接官一人ひとりのことまで把握できてはいないかもしれませんが、中小企業の場合、社長の個性を理解していると大分違うものです。エージェントの活用はとても大事だと再認識していただきたいと思います。


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写真は鹿児島空港

アクティベイト株式会社
代表取締役社長 海老一宏
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