過労死した主人公が転生したのは異世界の宿屋の息子。毎日忙しいが休憩もしっかり取れる環境に満足している主人公は、ごくたまに前世の料理を披露して好評を貰うくらいで、何事もなくまったりと日々を暮らしていたが…

というわけで、本気で何も起こらないスローライフもの。

事件なんて何一つ起こりこりません。知識チートで目立ったりトイレやお風呂の環境改善に取り組んだりもしません。料理無双もしません。一番大きな出来事も「同年代の友人一同で協力してハンバーガーを作って屋台で売る」ということくらい。
魔法があって魔物がいる世界だけど、主人公は魔法使えないし関わりません。もちろんバトル展開にもなりません。冒険者もいるけど主人公にとっては単なる宿の客で憧れの対象ですらありません。本当に「物語としてこれでいいのか」と疑問に思うレベルで何も起こらないです。スローライフものとしては正しい姿かもしれませんが、私にはちょっと退屈でした…。
あー、ライトノベルじゃなく児童文学ジャンルで「友情もの」として並べられてたら違和感無かったかもしれません。トム・ソーヤ的な?

…まぁ、過労死するくらい仕事しかしてなかった主人公が、プロ並みの料理を披露したり日本の日常の便利道具の数々の構造や仕組みを完璧に再現できたりするような話よりかはリアリティがあると言えるのかも…。


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