皆様、こんにちは!

検査部のHN:すみれです。

今回は禁欲期間についてお話します。

精子は長い期間をかけて毎日作られ貯蔵されていますが、

一般的に禁欲期間は長くても短くても良くないと言われています。

精子がつくられ受精可能な状態になるには、

約72日かかると言われています。

禁欲期間を長くすると精子が貯蔵されますが、

その間に状態が悪くなり死んでしまった精子からは活性酸素が発生します。

活性酸素は正常な精子にダメージを与えてしまうと言われています。

また精子が作られてから時間が経過すると、DNAの断片化が起こる事が報告されています。

逆に禁欲期間が短すぎると、射出される精子量が少なくなり検査や治療に適しません。

よって、不妊治療においては適切な禁欲期間を設けることが必須ということになります。

当院では2~7日を適切な禁欲期間としています。
この期間内であれば、精子所見に影響を与える事はほぼないと言われています。

また、DNAの断片化が少ない精子の割合を多くするためにも定期的に射精することをお勧めします。