新型コロナウィルスに関連して

 

4/1に日本生殖医学会より、「不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提示していただくよう推奨します。」との声明がございました。

 

当院では、以下のような方針で診療を致しますので、患者様におかれましては、ご理解頂きますようお願い申し上げます。

 

1:当院では今まで通り通常診療を行います。(治療に関してのご相談は医師や体外受精コーディネーター・不妊カウンセラーがご相談に乗ります)

 

2:当院では今後も感染防止に最大限の努力を続けて参ります。(職員はマスク着用、うがい手洗いを頻回に励行)

 

3:患者様におかれましては、当ビル1階にございます消毒剤を使用して手指の洗浄をしてからエレベーターで6階に上がるようお願い申し上げます。当面の間、診察のある方のみの来院をお願い致します。(診察のないご主人様のお付き添いは、当面の間は無しでお願い致します)

 

4:発熱・倦怠感・咳などの体調不良がある場合は、来院をお控え下さい。

 

5:内診時は可能な限りスカートでの来院をお願い致します。

 

6:緊急事態宣言が発令された場合も、当院は通常通り診療致します。しがたがって体外受精・顕微授精も通常通り行います。

 

7:都市閉鎖が発令された場合も、体外受精・顕微授精は通常通り行います。(全胚凍結をお勧めします)

 

不妊治療は不要不急とは考えておりません。患者様にとって、1周期は大切な時間です。

 

今回の声明は推奨ですので、最終的にどうするかはご夫婦の考え方によります。

 

年齢的に余裕のある方は、一旦治療を中断し、コロナウィルスが落ち着いてから再開するのが良いと存じます。

 

しかしながら、年齢の高い方や、若くても卵巣機能に問題のある方は時間的余裕がありませんので、

年単位の時間がかかった場合、収まるのを待っていては妊娠のチャンスが無くなってしまう方もいらっしゃいます。

以上の事を考慮すると、特に時間的余裕がない方は、体外受精を行い全胚凍結しておくのが良いのではないかと存じます。

凍結胚を確保しておけば、安全な時期になり凍結胚を移植するところから治療開始する事が出来ます。

 

今回の声明は、あくまでも推奨である事をご理解頂きまして、何か不安や疑問がございましたら、いつでもご相談下さい。

 

当院では今後も感染予防と情報収集に努めて参ります。

 

いらして下さる患者様が安心して治療出来る体制を維持して参りますので、皆様のご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。