「アンブレイカブル」

シャマランの代表作ですが、

彼のアメコミに対する造詣は只者ではない。

 

日本人の殆どはアメコミを読んだ事もないし、

全然、

解っていない。

アメリカ人の好む漫画だから、

明るく脳天気なモノだと思ったら大間違い!

途方もなく暗いのだ。

 

主人公(スーパーヒーロー)も、

敵役(ヴィラン)も疎まれ、

社会から、

疎外された存在だ。

主人公の暗い過去や、

敵役の余りにも悲惨な人生もシッカリ描き込まれている。

決して自分を受け入れなかったアメリカ社会への復讐者。

(バットマンのジョーカーやペンギン、

ツーフェイスもアメリカ社会への報復者として登場する)

デビッド(ウィリス)の息子役、

ジョセフ(スペンサー・トリート・クラーク)が重要な役割を果たすので、

記憶に留めて置いてください。

 

 

スプリット

24の人格を持つ多重人格者ケヴィンが主人公。

女子高生の連続誘拐魔です。

逆らう子を、

惨殺して後悔無し。

ジェームス・マカヴォイの狂った演技が凄まじい。

 

此の作品がアンブレイカブルの続編だと気付かされるのは、

エンド・クレジットが始まる辺りから。

結構、

驚かされる。

 

アンブレイカブル第三章・完結編。

GLASS

日本語タイトルは「ミスター・グラス」

敵役イライジャ・プライス(サミュエル・L・ジャクソン)の仇名だ。

骨芽形成不全で94回の骨折を繰り返した、

車椅子の犯罪者。

三大テロを引き起こした過去を持つ。

遂に、

デヴィッドとの対決の時を迎えるのだが。。

 

弩派手な展開を期待すると大きく裏切られる。

驚く程、

地味な闘いだ。

この作品はスパイダーマンの対極の存在。

リアルさが追及されている。

本物の真剣勝負とは、

割と、

地味で目立たない。

デヴィッド(ウィリス)の息子役のスペンサー・トリート・クラーク。

前作から19年経ち、

既に31歳。

子役だっと子が、

大人に為ってから同じ役を演じるのは珍しい。

大抵、

別の俳優が演じるからだ。

イライジャの母親役も同じ女優さんが演じている。

物語に継続性があり、

違和感が無い。

 

此れですべてが終わったかと思っていると、

二重のどんでん返しが、

待っている。

 

1作目の

「彼らは私をミスター・グラスと呼んだ」

「だれが?」

「子供達だ」

此処にすべての回答がある。

 

☆追記

敵役、

犯罪者側の論理がシッカリ描き込まれています。

善玉・悪玉の単純な二元論の世界では無い。

 

シャマランの世界観は東洋的で相性が好い。

彼が、

インド出身のヒンズー教徒だからか?

 

悪が善に転身する鬼子母神は、

インドから来た思想です。

 

「マチネー」

敬愛するジョー・ダンテ監督作品。

 

言葉で説明できない程、

すばらしい映画です。

観て貰うしかない。

 

緻密に構成されたフランス映画。

超お薦めです。

フランス映画はやっぱり最高です!

 

BD盤には1時間半に及ぶ製作のドキュメンタリー映画が特典で含まれている。

 

 

トマーナのBDベスト集。

マタイ受難曲・ミサ曲ロ短調・聖トマーナの一年の三部作。

ゲオルグ・クリストフ・ビラー芸術監督の演奏会。

お宝です。

 

(横描画で申し訳ない。

レンダリング・アプリで補正したのですが、

アメバのブログ・ソフトの出来がダメダメで、

元に戻ってしまいます)