10年間連れ添って初めて流した夫の涙 | 40歳 死別 人生模索中
夫が病気になるまで私は涙を見たことがなかった。

夫自身も物心ついた時には涙を流す方法を忘れてしまっていた、というくらい。

そんな夫が癌になり、初めて私の前で涙を流した。

「ごめんね」って。

今でも思い出すと胸が締め付けられて苦しい。


でも、癌になってから人生を見直して、
生きている
という事の大切さを実感したみたいで、

今日夫は大木に触れて涙を流していた。

鹿島神宮の1000年以上守りぬいてきた大樹に触れて泣いていたのだ。

癌は色んなことを私たちに教えてくれる。

心も浄化された。