ウェーブに乗る物語
その日は朝から深い霧がたちこめていた。15分前に食べた朝食が何だったか既にこの時点で思い出す事は出来なかったのだが、それは全くどうでも良い事と言っても過言ではないし、むしろ当初それが間違いかも知れないと考えていた自分に間違い探し(2枚の絵の相違点を5箇所指摘しなさい的なやつ)の問題を運転中に5分以内に解答する事は到底不可能だった。しかし、もちろん早朝からそんな事を考えていた訳ではなく、ましては来年の花火大会の開催が可能かどうかを検討するのは私には全く関係の無い話ですよね?みたいにコレ誰に質問してるの?みたいな自問自答を繰り返しつつあった。「ここまで来ればもう大丈夫」は何だったかと言うとこの後ろの建物にトイレがあったので今日1番の危機は回避されました。概ねこの国の御手洗事情は非常に困難なのですが、コロナ禍で更に厳しい状況となっていますので、特に私自身は気をつけてくださいと私自身に言ってあげたいです。