10月2日より放送開始。
TVアニメ『呪術廻戦』にキャラクターデザインなどで参加しております。
第1弾PV 演出を担当いたしました。
お楽しみに!
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23日月曜日、勤労感謝の日は久しぶりにサイクリングしてきました。
緊急事態宣言中にエイヤッと勝った自転車で初の遠乗りです。
「我慢の三連休」と言われましたが、コロナ禍は超多忙期間と重なってたので、個人的には我慢してた気があまりなかった。在宅作業に切り替えていたので、結果的に「8割自粛」でしたが、元気に仕事してまして、ちょっと区切りがついたので久しぶりのお出かけって感じ。
多摩湖自転車歩行道を使って水源の多摩湖まで。全周コースで湖を一周しました。
多摩湖自転車歩行道は、通称「多摩湖」と言われる村山貯水池の水を東京都の中心部へと運ぶ水路の上にある、水道道路です。村山貯水池から西武多摩湖線、西武新宿線と並走しつつ武蔵野市の東京都水道局境浄水場へ、そこから井ノ頭通の下を進み、京王井の頭線の代田橋駅近くの和田堀給水所へと到達します。武蔵野台地の緩やかな傾斜を利用した公共インフラです。自転車歩行道の部分は一直線、井の頭通の部分もほとんど直線で結ばれているのが地図を見るとよくわかります。
自転車歩行道は、サイクリング以外にも散歩や買物、通勤通学に利用され、ジョギングをする人も多い。緑道なので季節ごとの植物も楽しめ、お団子などを売っている店も出ています。今は紅葉からサザンカなど冬の花へ移っていくところ。
近所の景色は見慣れているので、先のほうで写真を撮りはじめました。iPhoneをXから12proに買い替えたのでカメラのテストもしたかった。
野火止用水を渡る「野火止橋」から。
並走する西武多摩湖線と川が交わります。
そのすぐ先にある八坂駅。府中街道の跨道橋から。電車が来るのを待ってパチリ。
多摩湖は生活用水を供給する人工の貯水池です。
明治時代に人口が増加して水需要が高まり、給水施設の建設が必要になりました。江戸時代から複数の上水道が整備されてきましたが、それでも足らなくなったのです。
狭山丘陵の窪地を利用してダムを作り、そこから水を引くことにしました。
土地買収は1914年からはじまって、アースダムは1924年に完成、鉄道やその他の施設を作るのに更に数年を要した。第二次世界大戦中の補強工事や、戦後は公園として利用されて平成の改修工事を経て現在の姿になっている。
前回行ったのは10年以上前だと思いますが、東側の村山下貯水池の堰堤下の公園がきれいに整備されていて、堰堤の上下をつなぐ木の階段が敷設されていた。。
取水塔です。
広角レンズを使うと広い空間を収めることができます。上下に向けると縦パースが強力に出てしまうので場所を選ばないと不自然な画になってしまう。使いどころを選ぶレンズですね。
あいにくの曇天でしたが、雲の感じがこの世ならざる雰囲気でなかなかイイですな。
少し場所を変えて望遠レンズで。美しい取水塔。
「これを見せたい」という目的がある場合は、やや望遠で撮ったほうが自然な画になります。
展望台から自転車道へと戻って周回コースを走ります。
上り坂をほとんど感じない直線コースと大違い。湖の外周をひと筆書きするようにくねくねと登っていきます。
はじめてきた時(20年くらい前?)はほぼママチャリだったのですごくキツかった。新しい自転車は20インチのミニベロですが、21段変速でタイヤが細いので軽快に登れました。
モミジです。晴れていればもっと映えただろうな。
ぐるっと回ってきて下貯水池東側の堰堤を望みます。
こちらもですが、山側の上貯水池の水はとても少なかった。今年の関東地方は台風が上陸せず、雨が少なめだったせいでしょうか。
上の写真の左側から堰堤の下に降りて、公園の脇を通っていくと、古い橋に出会いました。
「瀧見橋」です。貯水池の水が一定以上になると水門を開け、その水がこの12段を滝のように流れ落ちてくるんだそう。
こちらに詳しい解説がありました。
日が暮れてきたので自転車のライトで竣工年を確認。「大正十五年六月竣功」とある。
古代の日本列島は山と川が海まで迫っていてほとんど住むところがない土地だった。縄文時代に海水面が下がり、そこに急峻な川から土砂が運ばれて現在各地に散在する平野が出来上がっています。必然的に軟弱地盤で、川は大雨が降るたびに流路を変えた。ヨーロッパと違って、日本の平野は多額の予算を投じた土木工事なしに人が住むことはできなかったのです。現在も、それは変わっていません。村山貯水池を作るために狭山丘陵の6村は立ち退きを強いられましたが、十分な補償があったため反対は少なかったそうです。多くを生かすために我慢を強いるのなら、政府は犠牲を背負う国民に納得できるだけの説明と補償をしなければならないのです。それは、コロナ禍の現在でも全く同じだ。
日本社会の基礎構造(インフラストラクチャー)を訪ねると、現代の日本政治がいかに過去を振り返らず、教訓を活かせていないかがわかります。先人の努力を一時の金儲けに安売りしている一方で国民を守ろうとしない姿勢には怒りを通り越して、耐え難いほど恥ずかしい。
「我慢の三連休」どころか、365日どうしようもない愚かな政治につきあわされている国民の気持ちを、少しは想像したらどうかと思う。
…おっと、せっかくの一休みブログが汚れてしまったぜ (^_^;)
とにかくに、自由な旅ができていないここ数年だったので、ほっと一息良い祝日でした。
往復で33kmくらい走ったのでお尻が筋肉痛でござる。
来年はもっとたくさん、気楽な旅ができるといいな。
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