角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

まさに現代の武士(もののふ)!! 長谷部誠・ザ・キャプテン!!

2018-07-06 12:08:23 | 日記

 昨日の昼休み、サッカー日本代表帰国記者会見を見ていて、ちょっとというかえらく感動してしまいました。サッカーに関して全く門外漢の小生も強く心を打たれました。特に選手代表主将の長谷部選手の立振舞は美しく、誠実で高潔な彼の人間性がよく現れていたと思います。小生ごときがこの偉大なサッカー選手を評することはおこがましい限りですが、ひとまわり以上下の年齢の若者に対して、尊敬の念を超えてもはや畏怖の念を抱かざるをえませんでした。

 サポーターへの感謝、仲間を思う気持ち、将来の日本サッカー界への思い、そして何より何度も口のした「日本の誇り」という言葉が強く印象に残りました。この会見を持って、日本代表と主将の任を解かれる(というか潔く自ら身を引く)、寂しさと喪失感も素直に吐露し、会見場を去る時に、深々と頭を下げるシーンに至っては何だかうるうるときたことを告白せねばなりません(飯を食ってる同僚は、涙ぐむ小生をニヤニヤして見てる)。しかし日の丸を背負って、一癖も二癖もある代表選手たちをリーダーとして統率し、かつ自らも戦士として現場で戦わなければならい重圧はいかばかりであったでしょうか!サムライブルーとはよく言ったもので、彼こそはまさに現代の武士(もののふ)そのものだったと思います。

  長谷部選手のド真面目さは内外の証言で明らかですが、彼によれば自分自身を凡人と分析していて、故にそれを克服するためには努力しかない、と言っています。ドイツに渡ってからは練習の合間に語学勉強をして6カ月でドイツ語をマスターしたことからも、それこそ半端ない努力家であることが解ります。

 「国家の品格」の著者で知られる数学者の藤原正彦先生(御茶ノ水女子大名誉教授)は、「遥かなるケンブリッジ」において、寸暇を惜しんで研究に明け暮れていた同僚のコーツ教授や猛勉強家のヒースブラウン博士らを評して「天才とは天才的努力のことである」と看破していますが、まさに長谷部選手にもあてはまることでしょう。

 

 また、前に彼のインタビューにおいて「お酒は飲めるんですが、一度でいいから酔いつぶれるという経験をしてみたいですねぇ」と言っていたのを小生は強烈に覚えているのですが、つまり、彼はそれほど普段から自己を律しているということです。驚くべき自己抑制力です。飲みに行けば酔いつぶれてばかりいる、怠惰な小生には想像もできません。

 御本人も、引退表明のインスタの文章で、いつか日本サッカー界に恩返しがしたいと綴っていますので、いつかその海外での経験を引っ提げて日本サッカー界の指導者として活躍してもらいたいものです。まさに「ザ」の称号がつくにふさわしかった「キャプテン」長谷部誠が日本代表を率いる日が来ることを夢見る者です。


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