フロアタイルの経年伸縮について | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

フロアタイルの経年伸縮について

今日は土曜だけど、

毎晩忘年会で飲んでるけど、

そして、まだ飲み会は続くけど、

お仕事~!

 

さて、先日、某人気ブログでフロアタイルが縮んだという記事に対して「自分もそうだ」というコメントが複数付けられていました。

え、マジ?私も使ったことあるけど今までそんなことなかった。というか気づいていないだけかもしれないと思って内心焦りました。

 

で、たまたま、昨日、フロアタイルを施工した物件に入る機会があったのでよく見てみたけど異常なし。

 

 

 

自慢じゃないけど、施工して冬→夏→冬(今季)と売れなくて空き家だったので寒暖の変化は厳しかったはず。でも伸縮は一切なかったです。

使ったフロアタイルはサンゲツのWD-714という2.5ミリ厚のもの。硬くて、カッターだとドライヤーで温めながらじゃないと切りにくいので扱いやすくはないです。

施工したのは本職の床貼り職人です。

 

不具合が出た方はたぶんまず製品が薄かったかモノが良くなかったと思われます。

あと、フロアタイルは指定の接着剤でしっかり接着しなければなりませんが、このへんで差が出てるのかも。CFとかは弾性系の接着剤ですが、フロアタイルはがっちり接着なんです。

 

私は基本的に施主支給は嫌なんですが、発注者の多くは「材料の方にのっけてる利益が得られなくなるから嫌がるんだろ」って勘違いしてます。

そうじゃないです。材料にのっけてる利幅なんてたかが知れています(つか、材料探して品番特定して発注して受け取る手間も考えてよね)。

 

そんなことじゃなくて、後々不具合が生じた時の責任が不明確になるのが嫌なんです。

今回のフロアタイルがもし施主支給の安物でスキマが空いたら、私は材料が悪いと思うし、施主は貼り方に問題があると思うものです。

特に床の不具合ってオオゴトになりますからね。

最悪、入居者にホテル仮住まいの手配して、倉庫借りて運送屋に家具一切を移動させて、床全部剥がして直して、また家具戻して、ようやく家に戻ってもらいます。

このコストもすごいことになりますが、「家のキッチンが使えなかった」と仮住まい中の外食費を請求されたり、クリーニング代、ホテルからの通勤タクシー代を請求してくるツワモノもいますから。

さらに家具を戻すときにまた床を傷つけただの、家具に傷がついただの、ホントに参ります。私は前職で年に二件ペースでこのトラブルに見舞われました。床トラブル怖えぇよ~。

 

そんなリスクがあるので私は基本的に施主支給は嫌だし、どうしてもというのであれば施工直後に立ち会ってもらって問題なければ以後一切のクレームは受けない条件でやったりします。それが飲めないならお断りです。

文章で書くと冷たく聞こえるかもしれないけど、我々プロとして責任もってやっているし、たくさんの失敗も経験しているので、使用実績のない材料や明らかに後々不具合がでるってわかっている工法ではやりませんから。

 

 

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