リースバック戸建
戸建賃貸にはリースバックというものがあります。
これは、家主が何らかの事情で住宅ローンを払えなくなり、それを業者が買い上げて家賃を取る代わりにそのまま住み続けさせるというスキーム。
要するに、家主が賃借人になるわけです。
住宅ローンが払えなくなっているのに家賃を払い続けてまで「元・じぶんち」に留まるというのは私にはわからない感覚ですが、人にはそれぞれ考えがあるでしょうし、案外リースバック事例は多いです。年寄りだと行くあてもないしいまさら他の土地に移るのはしんどいのでしょうね。
リースバックの場合、まず業者が買い取り、同時に元・家主と賃貸借契約を締結します。
この時、業者は定期借家契約を締結するのが基本のようです。そのまま住まわせるのも、追い出して空き家で売るのも選択しやすいですからね。
私、物色していた物件がこのリースバックでした。
売主によれば、売却時に普通賃貸借契約に巻き直して渡す約束になっているという。
でん兄「いや、そのまま定借で引渡してくださいよ」
売主「新しい大家さんには普通借に巻き直して渡すのが入居者との約束なんです」
でん兄「うーん、そっちに任せると適当な契約されそうだから、契約後に私と入居者とで決済までに普通賃貸借に巻き直すから。それならいいでしょ」
現況の定借契約を見ると入居者は高齢で単身、年金暮らし、保証人なし、家賃保証加入なし、です。
今までずっと自宅として暮らしていた人が急に家賃を払う生活に切り替えられるものなのか。
早々に滞納された挙句に孤独死でもされたらなにがなにやら、です。
でん兄「じゃあ、売買の重説&契約書、そして新しい普通賃貸借契約の草案をみせてください。可能な限り保証人を探してください。それらの内容に合意したら即現金で買いますよ」
売主は(めんどくせぇ)みたいなため息をついて電話を切りました。
その後、連絡は来ておりませんw
知らねぇ爺さんの生活保護のアシストとか、民生委員の手配とか、生存確認パトロールとか、実の子供以上に面倒見てあげるために物件買うわけじゃないからね(汗
あー、私の好感度が下がる~
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