床鳴り修理の話 | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

床鳴り修理の話

先日、とある現場で大工さんと雑談しているとき、「俺、明日、床鳴り直さなきゃなんないんだよね」というと、すかさず「ナニ鳴り?」と聞き返されました。

 

そう、床鳴りにはいろいろパターンがあり、原因は複数あるのです。

彼は大工なので、どのパターンの床鳴りなのか?と聞いてきたわけです。

 

床鳴りの直し方を簡単に考えている人がいるかもしれませんが、案外奥深くて厄介なものです。

前職の時はお客がウルセーのが結構いて、(私としては)些細な床鳴りでも大騒ぎして呼びつけられるので、週に2回くらいは床鳴りの補修工事をしていました。

 

アフターには補修専門の大工というのがいて、床鳴りの音や音の出方、場所などから原因を特定してそれに見合った直し方で音を止めます。

音が出ている箇所が原因箇所とは限りません。なかなか難しい。

最初のころは全然わからなかったのですが、場数を踏んでいくにつれて最初に書いた「ナニ鳴り」なのかわかるようになってきます。

ちなみに原因と直し方が合っていないと音が止まらないばかりか余計ひどくなったりします。

確実に原因を特定して最小限の手間で直す。それが補修のプロってもんです。

 

ウチのアパートではCFをめくって原因箇所を見極めてビス打ち、一発目失敗、2発目で止まりました。

 

前職の時は築後2年以内の保証期間の対応が多かったので新しい住宅が多く、当然のように床暖房が入っています。

ご存知のように、TES(温水式床暖房)はフローリングの下に温水が巡るようになっています。

床鳴りを止めるにはビスを打つことが多いのですが、上記の画像のグネグネとのたうち回っている温水パイプを貫くとアウトです。

フローリングの上からこのパイプをかわしてビスを打つためサーモグラフシートというのをつかって2センチもないパイプとパイプの間を見極めて一発入魂でビスを打ち音を止めるのですが、やり方を書くと長くなるのでまたの機会に。

 

 

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