過去にも書いてきてるかもしれないが、私は一年のうちで12月が一番好きかもしれない。
色々あわただしいことも多いのだが、それでも一年の終わりが迫った感があり、なにやら一年のクライマックスみたいな感覚がある。
町にはいつも以上に活気がある気がする。
忘年会、クリスマス、大掃除、大晦日など、イベントらしきものが多くあるし、町にはクリスマスのイルミネーションや、正月の飾りなどもあり、町の風景がいつも以上に華がある。
そんな光景を見ると、やはりクライマックス感を感じてしまう。
年があけ1月になると、それまでのものがリセットされた感があり、それはそれで良い区切りではあるのだが、「また最初からやり直し」感もあり、どうも拍子抜けしてしまう。
できれば12月の盛り上がりがいつもあればいいのに・・とも思うこともあるが、いざそうなってしまうと12月の特別感は薄れてしまうのだろう。
それまでの11カ月の積み重ねがあるから、12月のクライマックス感につながるのだろう。
12月の活気のある町を歩いていると、普通に町を歩けていることの幸せを感じることもある。
中には病気で入院し、病院で動けない人もいるはず。
寝たきりで、自宅で動けないでいる人もいるはず。
私は複数回の入院体験があるが、入院はなぜかどれも12月だった。
入院して、病室の窓から外の町の風景を見ながら、点滴で動けないでいる自分が悲しかった。
世間の人は、やれ忘年会だ、やれクリスマスだ、やれ年末年始旅行だ、里帰りだ・・と楽しそうにしてるのに(もちろん、中には楽しくない人もいるのはわかっていたが)、自分は病室に縛られているようで。
イルミネーションで飾られた道を、楽しそうにカップルで歩いている人を見ると、特に(笑)。
そんな過去があるから、なおさら無事に12月に町を歩けていられる自分の幸せを感じてしまうのだ。
こればかりは、同じような思いをしたことがないと、実感できないかもしれない。
同時に、12月に、入院してて動けない状態にある人に対して、同情もしてしまう。
その心情、わかるからだ。病室から眺める12月の町の夜景は、寂しい。
夜景が華やかであればあるほど、複雑。
それが・・命の危険にさらされている状態の人なら・・・なおさらであろう・・。
でも、考えようによっては、そういう体験をしたからこそ、幸せを感じることもできるわけで。
そういう意味じゃ、12月に複数回入院した経験ってのは、自分の役に立っているのだろう。
このまま、無事に12月を過ごしていたい。
そして・・
12月に入院している人が、早く回復して退院できることを願っています。
病気などで命の危険にさらされている方には、どうか奇跡が起きますように。
つくづく・・・運命というものは、平等ではない。
この世で必ずしもハッピーな人生を送れなかった人は、せめて死後の第2の人生では幸せでありますように。
また、まだやりたいことが現世での人生に残ってたのに、この世を去ることになってしまう人にも、死後の第2の人生が充実したものでありますように。
ただし、現世で悪事ばかり働いていた人は・・・それなりに。
遠い昔、私も12月全日、入院していたことがあります。
窓から眺める風景には、悲しみと空しさがありました。
「どうして私は、自由な外にいないんだろう」と。
当時、私を慰め、励ましてくれたのは、西洋クラシック音楽でした。
特にモーツァルト、ベートーベンが大変気に入って、昼から夕方にかけて、テープレコーダーを流し、私の個室は優雅な雰囲気でした(笑)
しかし、あの頃、なぜ西洋クラシック音楽を聴きたかったのか、全く憶えていないのです。
入院以前は全くそういう価値観もありませんでしたからね。
ともかく、だんぞうさんも入院されて、一段と人格形成されたのでしょう。
病気や怪我を治すことは、もちろん、心の洗浄まで出来て、お互いに幸運だったのですよ。
私も、入院中である世界中の善良な人々が1日も早く回復されて、自由な外に出て、その後も長く人生を謳歌されますように…。
悪人は、人間らしい温かい心に目覚めて、人生やり直しが出来ますように。
心から祈っています。
でも、深刻な病気や、やっかいな病気で長期入院になる場合もありますからね、、。
クラシック音楽ですか、なるほど。
何百年も残ってきてる音楽には、そういう力があるんでしょうね。
じゃなかったら、何百年も残ってたりしないと思います。
入院して私の人格が改善されたかどうかは我ながら疑問ですが(笑)、12月に入院してる人の気持ちはわかります。
この時期無事でいると、健康であることの有り難みは感じます。
私のブログに来てくださる方々の健康を祈ってます。
小学校の低学年の頃、当時当地でも大きな問題になっていた小児ぜんそくでした。
とにかく寂しかった事だけが強烈な思い出として残っています。
だんぞうも書いてる通り、病室の窓から見る外の景色…
とりわけ夜になると年末の煌びやかな照明が余計に子供心に心細さを感じさせました。
まあ今ほど派手なイルミネーションなんかはありませんでしたが、
自分が世間から隔絶されてしまったようで…
夜になると本当に寂しくて心細くて毎晩泣いてました。
うん、やっぱり健康が一番です。
しかも子供時代とは、、、。
子供にとっては年末年始は、クリスマスプレゼントやお年玉など、大人以上に楽しみがいっぱい。
そんなときに入院生活だなんて、取り残されたような気分だったのは、容易に想像できます。
夜なんか、親とも離れ離れですし、心細かったことでしょう。
やはり、健康が一番ですね。