当研究会は主に孫式の形意拳に取り組んでいますが、他の拳種も練習を行っています。
特に最近は、練習開始より1時間程度は孫式の太極拳を行っています。
私自身は、実はあまり太極拳が好きでありませんでした。
私個人は過去に、いろいろな流派の太極拳の方と交流した経験があるのですが、正直しっくりこないといった経験をしたためです。
間違った放松を強く心掛けるため交流した時に 中身が何も無い と言った悲しい思いをたくさんしました。
正直、孫式の太極拳もできれば避けて通りたいと思っておりました。
しかし、形意拳に取り組み8年ほどが経過し、孫式の太極拳に取り組むと今までの考えは一掃されました。
それは、孫式の太極拳も基本の架式は三体式であること、各々の動作にも厳密な要求があり驚くほど身体に効く姿勢が多くあること、ゆっくり動くが上に自分の動作の確認が緻密に行えること、ゆっくりと行えるために比較的雑念が生じにくいこと、等々。
開合動作が多い、小架で歩法が活発であること等も大いに気に入っています。
他にもたくさんの優れた部分があるかと思いますが、考え方は180度変わりました。
時間と共に私の考え方が変わった部分もありますが、8年形意拳を行ったことで、自分の至らなさに気づいてきたと言っても良いでしょう。
楽しみがまた増えました。