梅雨も明けて、7月になりました。

3年前の今頃は、ストマケアの練習を始めていた頃だと思います。毎回、物凄い汗をかいてました。パウチをストマの形に合わせて切るのがとても難しく、本当に苦労しました。

緊急入院から手術となったあの日のことは、とてもよく覚えています。病院までついて来てくれた家族は、そこまで大ごととは予想もしないで、所用で外出している間に、手術が決まり、説明を聞いたり、同意書にサインをしたり、全部自分一人だったので、驚くほど冷静でした。

でも、今改めて思い出しても、涙が浮かんでしまうほど、ほんとは心細かったんだと思います。

不思議と痛みの記憶はありません。痛かったのは、2回目3回目の術後です。あまりに痛い記憶は、脳が消してくれると聞いたこともありますので、そのせいかもしれません。


あれだけ入院ばかりしていたとは思えないほど元気に過ごしていますが、あの頃は慣れない病院生活、不安や恐怖、日常から全く切り離された生活…辛かったですね。

思考が停止していたのか、家族に「おうち帰りたい」といって大泣きしたのは、2週間ぐらい経ってからでした。やっと感情が戻ってきたころ、病院の屋上で、新宿の夜景を見ながら泣きました。



最近、読者になっていただいたり、アメンバーの申請をいただく方は、怪我や病気で、人工肛門造設された方々のようで、お見舞い申し上げます。今は身体を休めて治すときだと思ってくださいね。