映画監督の大林宣彦がお亡くなりになられました。
82歳だったそうですね。

最後の作品となった『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は4/10公開予定でしたが、コロナの影響で延期になったようです。





出身地の広島県尾道市では、大林監督と言えば、市の発展に貢献したと言う事で、誰もが知ってる神様のように思われています。

広島県出身の私にとっても、自分の育った故郷の風景や街並みが大林監督作品には多く見られるので、そういう意味で数多くの監督作品を観ています。

代表作の、私の故郷広島県の、尾道市、福山市、竹原市でロケをされた映画を紹介します。

『時をかける少女』

タイムリープして過去に戻り、土曜日の学校の実験室で、深町君の正体と、全ての謎が解けるシーンが好きでした。

『時間は過ぎて行くのじゃなく、やってくるモノなんだ』

と言うセリフに.なんか、感動したのを覚えています。






エンディング曲『時をかける少女』




『時をかける少女』の筒井康隆 の原作小説は、中学生の頃読んでたので、
映画を観て、なんだか原作と少し違うと感じたのがこの映画の印象でした。

映画監督とか、音楽家とか、小説家と言う芸術家と呼ばれる人の存在意義は、権力とか圧政に訴える力のある作品をどう発表するかで決まるモノですよね。

個人的には、バブル期の無計画な建築ラッシュで古い伝統が壊される時代に、
日本の町並みとか日常とか古い物の大切さについて問題提起され、本当の価値観?について考えさせられた作品だと思いました。

なんか、地元の為、益々活躍して欲しかったのですが
残念です。

ご冥福をお祈りしております。

合掌