「この世の中は“表面主義”である」という考え方が苦しみを生む!? | メンタルアガリカルチャー

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あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

「この世の中は“表面主義”である」と言えるかもしれません。
 
この世の中の人・モノ・出来事…ほとんどのものが、(最初は)表面で判断されます。
 

ですから、多くの人が「表面を良く見せよう」とします。
 
 
 
 
「表面を良く見せよう」と思って、表面を良く見せることができれば問題ありません。
「表面を良く見せよう」と思って、表面を良く見せ続けることができれば問題ありません。
 
 

“表面主義”の世の中での問題は、表面を良く見せることができない場合なのです。
 
 
表面を良く見せることができない場合(自分を良く見せることができない場合)、「仕方ない」で済めば問題にはなりません。

表面を良く見せることができない場合、「俺はダメな人間だ」と自分を責めるようになった時に問題が起こってしまいます。
 
自分を責めることによって、苦しみが生まれてしまうのです。

この苦しみが続いた状態が、精神的な病で苦しんでいる状態です。
 

ですから、精神的な病の多くは“表面主義”によって作られていると言っても過言ではありません。
 
 
 

様々な原因が重なって精神的な病で苦しむようになりますが、最終的に本人を苦しめているものは、“自分を責める”ということなのです。
 
「うまくできない」
 
この思いが自分を苦しめることになっているのです。
 

「人前でうまく話せない」(あがり症)
「普通に戸締り確認ができない」(強迫性障害)
「ボールをうまく投げれない」(イップス)
「うまく生きることができない」(うつ病)
 
「うまくできない」という思いが自分を苦しめることになっているのです。
 
 
 
精神的な病で苦しんでいる人は、「どうしてこんな苦しくなるのだろう」と様々なことを考え続けています。
 
子供の頃の厳しい環境、自分の性格、自分の外見…などいろいろなことを考え続けているので頭の中が混乱しています。
 

頭の中が混乱しないように自分に言い聞かせてください。
 
「自分を責めるから苦しくなる」
 

どんな症状が出たとしても、自分を責めなければ苦しくならないのです。
 
 

その“自分を責める”元になっているのが、「表面主義」という考え方です。
 
「表面を良く見せよう」とするけど、うまくできないから“自分を責める”のです。
 
 
この世の中のほとんどが表面で判断されます。
しかし、それはいちばん最初のことです。
 
最初は、見た目でしか判断することができないからです。
最初は表面で判断しますが、徐々に表面から“内面”に移り変わっていきます。
 

最終的に大事なことは、「本当に力を持っているか」「本当に素晴らしいものなのか」ということなのです。
 
 
 
 
精神的な病で苦しんでいる人は考え方を変えてみてください。
 
「“表面主義”から“内面主義”へ」
 
 
“表面主義”に見えるこの世の中に惑わされてはいけません。
 
大事なことは「本当の力を持っているか」ということです。
 
 

「表面を良く見せる」ことに力を注ぐのではなく、「本当の力をつける」ことに力を注ぐようにしてください。
 
「表面を良く見せる」から「本当の力をつける」に考え方を変えることによって、表面(症状)を気にならなくなり苦しみもなくなっていきます。