おんせんたまごのお気楽日記

以前、新聞かテレビで見た閖上の津波伝承館を探してる時にたまたま見つけた。
プレハブっぽい小さな建物。
鯉のぼりが揚げられて、そこには「閖上の記憶」と書かれていた。
グルリと建物を回ると入り口があった。



先ずは手指の消毒とマスク。
コロナのご時世だからと、住所氏名電話番号を記入。
若い女性が応対。

隣の部屋で映像を流してるようで音声が聞こえて来る。
途中からより最初から見たいのでしばし展示品を見て待つ。

子どもたちが作った作品。



被災した閖上中学校で生徒が使っていたロッカー。
その中には生徒が使っていたバレーボールや野球のベース。
構内の非常灯や時計。
部活のユニホームなども展示。



閖上は東日本大震災の津波被害を受け街のほとんどが流された地域。
津波で流される前の２１００世帯、５６００人が住んでいた閖上の街並み写真。



それらを説明受けながら見ていると映像が見られる時間になった。
それは最初から衝撃的だった。
閖上中学から撮影した津波で家や車が押し流されていく光景。
周りにいる人達の悲鳴とも絶望ともとれる泣き叫ぶ声や悲鳴、つぶやき。


閖上中学では１４人の生徒さんが犠牲になった。
その１４人の生きた証として名を刻んだ慰霊碑をたてたご遺族たち。
その様子が映し出されると涙が出てくる。


映像を見終えて出てくると、今度は大型テレビの画面で津波のユーチューブ。
その様子を案内のお姉さんが説明してくれる。
この映像は瞬時に日本中に放送され、全国の人たちが東北が大変な事になってると知る。