オールドパー 12年『日本で愛されたブレンデッド・スコッチウイスキー』種類の違いや由来は? | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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オールドパー 12年『日本で愛されたブレンデッド・スコッチウイスキー』種類の違いや由来は?

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製造元・・・マクドナルド・グリーンリース社

熟成年数・・・12年

アルコール度数・・・40%

キーモルト・・・クラガンモア・グレンダラン

 

「オールドパー」スコッチブレンデッドウイスキー

発売当初から変わる事の無い独特なデザイン性の高いボトル

文豪や政治家に愛された事で日本国内でも有名なスコッチブレンデッドウイスキー「オールドパー

スコッチウイスキーを語る上で外す事の出来ない存在。

 

オールドパーの誕生

オールドパーが誕生したのは19世紀後半、ジェームスとサミュエルのグリーンリース兄弟によるもの。

ネーミングの雄もあり発売当初からすぐに好評を博し、1900年頃にはロンドンでも高評価を得るほどになりました。

酒名を考案したのは兄のジェームズ。

ブランド名となるその名は「トーマス・パー」という人物に由来するもの

銘柄の由来はトーマス・パー

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このトーマスパーという人物、何もかもが規格外。

英国市場最長寿の152歳まで生き、誰一人知らない者はいないという歴史上の有名人。

晩年の壮健ぶりが語り継がれています。

80歳で最初の結婚をし、その後1男1女をもうけ、105歳でなんと不倫

122歳で妻と死別をすると、同年に再婚をし1人の子供をもうけるという活力。

1635年には、国王チャールズ1世により、ロンドンの宮廷に招かれます。

その直後に生涯を閉じてしまうのですが、医師の検死によると、肉体的には全く異常が無く、原因は与えられた贅沢な食事とお酒。

もし田舎暮らしを続けていたなら…と更に人々を驚かせます。

 

日本へ最初に持ち込まれた「スコッチウイスキー」

「オールドパー」は日本で最初に紹介されたウイスキーだと言われています。

さかのぼること 1873年(明治6年)外相岩倉具視が、西欧視察の折にイギリスより日本へ持ち帰ったスコッチウイスキーがオールドパーだったと言われ、明治天皇へも献上されています。

倒れない日本人に愛されたオールドパー

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上記画像のように 斜めに自立することから「倒れない ウイスキー」とゲンを担がれ、文豪や政治家の寵愛を受け更に広く浸透していきます

吉田茂・田中角栄元首相にも愛飲されていたのも有名な話。

日本では、由緒正しきウイスキーとの印象が深いのでプレゼントなどにも重宝します。

 

オールドパーの特徴的なボトルデザイン

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オールドパーといえば、このひび割れたようなボトルの柄。

この独創的なボトルデザインも創業者のグリーンリーズ兄弟による物。

当時の陶製ボトルをイメージしてクラックルパターンと呼ばれるひび割れ模様を採用しています。

真偽のほどは定かではないが、一説によるとトーマス・パーが実際に愛用していたボトルをモデルにしたとも言われています。

バックラベルが時代とともに何度か変更になっています。
トーマース・パーの肖像画⇒クラガンモア蒸留所など様々で、現在では輸入元とウイスキーのスペックだけの何ともシンプルになってしまいました。

 

⇒ 現在入手可能な「オールドパー」

 

オールドパーの種類とオススメの飲み方

  • オールドパー シルバー
  • オールドパー12年
  • オールドパークラシック18年
  • オールドパー スーペリア

現在正規代理店が取り扱っているのは上記の4種類

ラインナップされているアイテムごとにしっかりとした違いがあります。

気分や飲み方で4種類から選びましょう

 

オールドパー シルバー

日本市場限定として2015年に発売された比較的新しいモデルの「オールドパー シルバー」

価格的に見ても4種類中最も安く、エントリーモデルに最適。

ハイボールなどの飲み方で、気軽に爽やかに飲むのもオススメ。

 

 

オールドパー クラシック18年

「オールドパー クラシック」はブレンデッドウイスキーではなく、ブレンデッドモルトウイスキー。

厳選された9種類のモルトウイスキーだけをブレンドしてボトリング。

重厚な味わいと豊かなフレーバーが特徴。

飲み方はストレートがおすすめ。

 

 

オールドパー スーペリア

上質という意味のスーペリアを冠した上位モデル「オールドパー スーペリア」

最高のバランスを追求した、 究極のブレンデッドウイスキー

価格的には決して安くはありませんが、口の中に広がる穏やかながらも重厚な味わい・・・

一度飲む価値のあるの逸品。

飲み方はロックでも美味しいのですが、ストレートでも高い満足度を得られます。

 

 

オールドパー12年

オールドパー12年は、様々な種類の中でもフラッグシップ的存在。

まさににオールドパーといばこのボトル。

数々の権力者に愛されてきたそのウイスキーの味わいは下記に↓

「オールドパー12年」テイスティング・レビュー

 

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カラーは少し濃いめの黄金色。

香りは果実系の甘みとわずかな樽香。

口に含むと なめらかではあるものの少々スパイシーな刺激と多重感のある味わいが感じられる。

ボディはミディアムくらいで穏やか。 決して強いフレーバーを感じるわけではないのだがブレンデッドウイスキーにしてはストレートで飲んでも、ある程度の充足感を得ることができる。

フィニッシュでは、わずかに感じ取れるスモーキーでビターな味わいや穏やかな酸味、フルーティーな甘みがブレンデットウイスキーらしく淡く穏やかにゆっくりと過ぎていき、バランスが良いと感じさせられる。

加水すると甘みもさらに強く感じられ、飲みやすさが増しウイスキー初心者の方にも喜ばれそうな味わい。

ロックにしてもフルーティーな甘みが印象的に感じられ、飲み心地が良く好感が持てる。

ハイボールにすると、香り立ちが良く華やかな印象とともに、一般的な12年熟成クラスのブレンデッドウイスキーのハイボールよりもどこか深い味わいに気付かされる。


 

コストパフォーマンス&まとめ

 

誰もが一度は目にしたことがある特徴的なボトルのスコッチウイスキー「オールドパー12年

改めて飲んでみると 骨格のしっかりした味わいと深さに 驚かされました。

ブレンデッドウイスイキーの割に、ストレートでもある程度の満足感を得る事ができ、 オンザロックやハイボールに至ってはオールドパーならではの魅力が溢れています。

酒名の由来からも縁起が良くゲンを担げるところがありますのでプレゼントなど、ご贈答品としても使えます。

12年クラスのスコッチブレンデッドウイスキーの中では、価格的に見ると 少々割高感は否めませんが、 飲みやすいだけではないその独特な味を考慮に入れると、十分に購入する価値があるように思えます。

たまにはスコッチブレンデッドウイスキーでリラックスした時間を過ごしてみるのも 良いなぁと感じさせられる一本でした。

 

評価:コスパ良好 

 

こちらはお得な1Lの大容量

ボトルにも迫力がありインテリアにも


 

1990年よりも前に作られた特級ラベルのオールドボトル

オールドパーのオールドボトルは比較的安価で入手でき、しかもかなり美味い。

是非一度飲み比べしてみることをオススメします。

 

 


 

ブレンデッドウイスキーとしては珍しく、カスクストレングスでボトリングされたオールドパー

現在は終売してしまいましたが、好印象だったのを記憶しています。

60度弱のアルコール度数のウイスキーはひと味違います。

 

 


 

トーマス・パーの肖像画がデキャンタに描かれた30年熟成のオールドパー。

現在は終売してしまったウイスキー

価格はさておき一度口にしてみたいものです。

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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