春一番はまだだけど、風が強い、そんな日。
 
 
表示には成田が現れてだいぶたつのに、まだまだ先が見えない国道の果て。
でもみどりのきのこみたいな、何かは近づいてまいりました。
 
あれが何かは、すでに察している方は多いことでしょう。
 
 
今は枯れた、草原の向こうに巨大キノコ。
 
ドラクエ10に、こんなフィールドがあったなあと、ちょっと思い出す。
(ポポリアきのこ山とか)
 
果てしない道を歩くとき、RPG風の妄想は役に立ちますです。
モンスターは出ませんが、通りすがりの犬の散歩や羽虫の攻撃を避け、
やがて「駅」という名の城や街にたどり着くのです。
 
実際には敵いないですけどね。もちろん。
 
 
ふと横を見ると、線路の脇にスロープみたいにアーチがたくさんある坂ができておりました。
 
これは、北総線の車庫へ通じる線路です。
北総線の車両基地がこの先にあるのです。
 
こちら側からは見えにくいかなー。まあとにかく行ってみよう。
 
 
緑のキノコの手前にて、地名表示は印西市の竜腹寺。
 
なんか、すごい名前じゃないですか?
 
実は印西市と、今回は寄りませんが隣の栄町(さかえまち)あたりには、竜伝説があるのです。
それで、竜の体の各部位を地名に加えている場所が多かったりします。
 
ここはおなかとな。
 
 
そして、キノコの前にたどり着く。
そこは北総浄水場という水道施設でした。
 
印旛沼の北沼と、利根川の支流の皮からさらに水を引いている小川が一つありまして、そこから付近へ水を流しているらしい。
その小川は施設の北側にあるようで、南側のこちらからは見えませんでした。
地図にて確認。
 
その塀のいちぶに、こんなものがありました。
 
これは水道の蛇口がたくさん並んでおりまして、付近で災害があって断水したりしたばあい、ここから給水できるというありがたいものでした。
 
非常時じゃない今は、使用禁止のようで蓋されてます。
 
 
荒川区の下水処理場をみたあとで、ここでは上水道の施設を見る。
前者は街中でしたが、本来、こういった施設はこのような街はずれなところにあることが多いんじゃないかなあと思ったり。
場所とりますからね。
 
お向かいの線路は・・・車庫行きの線路がだいぶ上がってきました。
電車が通らないかなあと道中狙いましたが、結局お休みに戻る車両も出発する車両も見かけることはありませんでした。
 
残念。
 
 
一見、すぐそこに基地があるんだろうと思えるのですが、実は結構離れている。
 
地上と同じ高さになった車庫行きの線路は、さらに奥の森の中へと突入いたします。
 
うわー、こんなところあったのか!というのが正直な感想。
この景色は、掘割を走る電車からはわかりません。
 
先ほどの緑のキノコだって、下から見上げたら部分的に見えましたが、何なのかわからない人も多かったろうなあ。
 
水道施設にあったのだから、あれは給水塔ですね。
 
 
道路は相変わらずの片側2車線。
こちらは下り線。
 
線路の掘割の向こう側に、東京方面へ向かう上りが、同じく2車線で走っています。
 
ここも千葉ニュータウンの中なのだけど、住宅があまり見られないようになったこのあたりでは、線路上を渡る橋も少なめ。
 
駅から歩いてやっと現れたこの橋、1キロくらい離れていたんじゃないだろうかと思うくらい果てしなかったのですが、実際には400メートルくらいの間隔。
 
見比べるものが少ないと、目測も難しいです。
 
…しかしこの橋、なんか変ですよ。
 
何かついている・・・?
 
 
これがついていた~。
 
橋の入り口、左右それぞれに、竜のオブジェがありました。
欄干が胴体ということですね。
球を持った竜の頭と胸あたりに、向かい側はしっぽ。
頭のある方は、橋を渡って反対側に行くと、そのしっぽがあるのです。
 
交差点名は竜腹寺、地名のまま。
 
ちょっと神秘な部分が現れてきました道中、まだ先が長いです。
 
 
♪ Love Is A Battlefield   Hi-STANDARD