大きな交差点を超えて、すぐそこに目的の場所がありました。
交差する県道６５号線を超え、今まで歩いてきた国道４６５号線はまだまだ続きます。
しかし車道はこの下に行ってしまい、見えない。
そんなに高低差がないところだったのに、人為的に作った坂が多い旅でした。
でもおかげで、自動車の交通はスムーズ。
これも近未来型の道路計画か。
県道以外の道路も渡って、到着したのがこの駅舎。
遠目に見えていた塔は、意外と低いかも。
しかも、奥の渦巻きは何であろう？
ホームの目の前に、姿を隠していた国道がありますよ。
もうちょっとはっきり写してみよう。
ちょうどスカイライナーがやってきたので、パシャリ。
止まっているように見えますが、この駅には止まりません。
ゆっくり走行中。
壁の横をアップにしまして、駅名パシャリ。
はい、印旛日本医大駅に着きました～。
北総鉄道北総線の終点であり、京成電鉄の成田空港線・通称成田スカイアクセス線の途中駅。
（北総線の駅はすべて、借用している京成電鉄の駅でもあるのです）
北総線てくてくと銘打っていたこの旅は、ここで終わりとなります。
しかも正しくは、線路の持ち主は北総線でもなく第三セクターな千葉ニュータウン鉄道です。
表立って表記がないもので、この北総線シリーズを書くまで、私も知らなかったですけどね。
千葉ニュータウン建設の際の、住民の足として作られた北総線。
ここが終点ということは、千葉ニュータウンの範囲もこの駅近辺まで、ということになります。
長らく電車はここまで走ってきて、東京方面へ折り返す、ということをしていました。
人口増加を見越して、この駅もかなり広い駅舎とロータリーがあります。
でもやっぱり、車はぽつんぽつん。
そこへやってきた送迎者。
おお、偶然にも駅名の由来になった病院のバスです。
印旛日本医大駅は、この名前がついていますが実際に医大があるわけではありません。
大学自体ではなくて、附属病院があるんです。
それがこの車にも書いてある、日本医科大学千葉北総病院です。
駅の南側、少し歩いたところにありますよ。
大学自体は東京にあるそうな。
実は北総の地は江戸時代に佐藤泰然という幕末の藩医が現在の佐倉市に順天堂という病院兼蘭医学塾を開設したという、医術の歴史のある土地柄。
意外と大学付属の病院が多かったりします。
ロータリーの端っこまで行きまして、さらに東を見る。
下を走る国道に、その左側に線路とソーラーパネルが並んでいます。
さーて、どうしよっかな～。
時刻は午後２時くらい。
北総線は終わったけれど、この先には直通している京成成田スカイアクセス線が続いているのです。
しかも、次の駅までかなり距離があることは、電車に乗った体感で知っている私。
お空が暗くなる前に、次の駅までたどり着けるだろうか、うーん。。。
振り向けば、塔がにっこり笑ってる，ように見えたんだけど、手前の渦巻きが邪魔してるなこれは。
印旛日本医大駅は平成１２年開業。
住所は印西市なのですが、じつは開業当時のこの地は千葉県印旛郡印旛村、でした。
あったんですよ、「いんばむら」という市町村が。
けっして観光農園とかの名前ではなく、ひとつの地方自治体として、村があったのです。
平成２２年に印旛村が印西市に編入したことで印西市の駅となったわけですが、実はこの変化も私、知りませんでした。
ダメじゃないか印旛郡出身者。
ちなみに印西市になったその同じ年、平成２２年に京成成田空港線・成田スカイアクセス線が開業し、当駅は北総線の終点でありながら、京成線の途中駅となるのです。
さて、行こうかどうしよっか～と、うろうろ。
この日は程よくあったかく、お空もいいお天気。
そして、北総線の料金は高い。
またここに来るには、東京横断するくらいの予算が半分以下の距離でかかる・・・。
という、せこい金銭的理由を圧倒的に採用し、歩くことにいたしました。
では行くぜい！と気合を入れたところで、なんと幸運が訪れます。
北総線内ではめったに見ることのない、京急線の青い電車が来たじゃないですか！！！
そうか、成田空港へも行くのか、この電車！！
興奮のあまり、ビックリマークが多いですが、ほんとにびっくりしたのです。
ちょうど近くにいた小学生の男の子二人も青い電車に気づき、
「あれなにー？見たことねー」
「あ、すっげー、あれ京急の幸せになる電車だよ」
「なにそれ？俺ら幸せ？」
「見れたからきっといいことあるんだよ！」
「すっげー♪」
という、かわいい会話が聞けました。
知ってた彼、なかなか通だな。
京急とはだいぶ遠く離れたこの地だけど、知っていたとは大したものだ。（上から目線）
では、北総線はここまでといたしますが、火曜日から成田スカイアクセス線の旅をお送りします。
ブログのほうはちょっと別話題を挟みますが、良かったら引き続きお楽しみください。
♪ 恋しくて BEGIN