George Floydの死を受けて、アメリカ各地でデモが起こっている。

 

デモは7日目で、最初は割と平和的だった。

 

日に日にエスカレートして、今は夜外出禁止になっているものの、関係なく夜でもデモは続いている。

 

 

 

 

日本で報道されることは少ないかもしれないが、人種に関するニュースは高校生くらいからずっと追ってきた。

 

大学でアメリカ研究の授業をとっていた時にHarriet Tubmanの本を読んで衝撃を受け、スパイク・リーの”Do The Right Thing”を見た時にも衝撃を受け、アメリカに留学した時にはアフリカン・アメリカン研究と社会学(人種関連の授業)を取ることにした。

 

 

授業では、白人の生徒が「人種差別は起きていない」と思っていたところでも、黒人の生徒がものすごくびっくりして、「今でも至るところで差別がある」と真っ先に反論していたのは今でも忘れられない。

 

 

学生のときから何が変わったのだろう?残念ながら、状況は悪化しているように見える

 

 

Oscar Grant, Trayvon Martin, Eric Garnerなど、無実の黒人男性が殺害されたケースは数えられないくらいになっている。

 

ベイエリアに来て間もない時には、Oscar Grantが殺害されたオークランドのFruitvale駅の追悼イベントに行ったり、デモに参加したりもした。

 

参加した時には遺族もいたのだが、遺族のことを考えると、言葉にもならない。

 

 

今回は、コロナでずっとみんな家にいたこと、失業率が高まっていることなど、今までと違った要素も相まって、暴動が更に広まっているように見える。

 

 

 

 

Allyとして、一体何ができるのか?

 

*Ally とは、同調者や支持者といった意味を持つ言葉。ここでは黒人以外の人種が、黒人の同調者・支持者となること。)

 

 

友達に連絡する、関連団体に寄付をする、そして、何よりも自分で知識を身につけるのが大切だと思う。
 

自分は「物事を多角的にとらえる」と言うことを軸にしてきて、様々なところから情報を吸収しようとしているが、本を読む、授業をとる、ドキュメンタリーを見る、何でも良いと思う。

 

例えば、最近知ったのは、1965年のアメリカの移民法改正や、60年代に大学でethnic studiesの導入は、アジア系、黒人、ラテン系アメリカ人など様々な人種が協力しあったからこそ、実現できた。

 

ベイエリアで5ヶ月に渡る学生デモがあったからこそ、African AmericanやAsian American研究ができたなんて、思いもしなかった。そして、改めてまた授業をとりたくなった。

 

 

これからの動向には目が離せないが、自分に何ができるのかを引き続き考えなから行動したい。