またしても今後30年間の地震発生確率が1%以下の地域で
M6.7の地震が起き、最大震度7を記録しました。

震源地の近くにあった北海道電力苫東厚真火力発電所は
震度6弱の揺れで、1・2号機はボイラー内蒸気配管の損傷、
4号機はタービンの不具合により稼働停止となり、
北海道全域にブラックアウト現象を引き起こしました。

しかしながら、9月8日現在、他の3つの火力発電所と
水力発電40万KW、本州からの融通電力60万KW、他社自家発50万KW、
地熱・バイオマス20万KWで合計は350万KWまで供給ができるようになり、
停電復旧率は99%まで回復しました。

これでも最大出力の380万KWには足りないために、
9月10日からは計画停電を実施するとのことです。

苫東厚真火力発電所は復旧まで1週間以上を要するそう
なので、計画停電も1週間程度行われると思います。

さて、ブラックアウトと騒がれましたが、結局は3日目で電気は
ほぼ回復できました。
過去の大災害でも阪神淡路大震災でも東日本大震災の
津波被災地以外でも3日目にはほぼ回復しています。

だからと言って、首都直下地震発生時も3日程度で回復すると
思ってはいけないことを今回の地震は教えてくれました。

発電所に被害があった場合は、ブラックアウトの可能性が
あり、その代替を用意することは東京電力の場合は難しい
ということです。

もし、東京湾北部が震源地となったら、東京湾沿岸部にある
12の火力発電所は揺れと液状化で損傷し、稼働停止すると
想定されています。

そうなると、東京電力管内はブラックアウト現象がおきて、
12の火力発電所が復旧するまでの期間は停電または計画停電と
なることを確信させてくれた地震でした。



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