以前、NYこりんごラジオでインタビューした 不動産セールスエージェントの秋山冨美子さんに、多大なるヘルプを頂き、ご存知のように、この2ヶ月、毎週オープンハウスに出かけていました。
右の二つは、普通の大きさのクローゼットで、一番左は、そこそこの大きさのクローゼット、
そして、真ん中のクローゼットが、なんと!
じゃじゃじゃんっ!
何この広さ!
下手したら、もう一部屋って感じよ!
収納には困らない物件!
そして、ベッドルームは、こちら!
十分な広さ!
やっぱり、ここのオーナーも、子供が出来たんで2ベッドルーム以上の広いアパートに引っ越すんだね。
うん、ここ問題。
ウチラも、今、妊活中だから、やっぱり先のこと考えたら、2ベッドルーム以上のアパートが欲しくなるよね。
でもさ、今は、1ベッドルーム買うのでいっぱいいっぱいの予算だから・・・
Anyway.
もの凄く気に入ったっ!
この2ヶ月間、オープンハウスを見てきて、すべての条件で気に入った物件はなかったから。
アパートが良くてもエリアが悪いとか、
エリアが良くても値段が高いとか、
値段が良くてもボロボロアパートだとか、
交通の便が悪いとか、
日当たりが良くないとか、
本当に、もろもろをモーラするアパートなんて見つからないんじゃないかって思ってた。
やっと巡り合ったよ!
そんな物件に限って、ウチのパートナーは、オープンハウスを見に来ずで・・・、
もう、早る気持ちを抑えて、遂にアパート探しも一歩前進かと、ドキドキしていたのだか、
なんだろう、さっきから、ドキドキと思いながらも、そのドキドキが、ソワソワのような、なんというのかな、
嬉しさのドキドキというよりは、こう、緊張するような、何か、少し不安すら感じるようなドキドキで、
きっと嬉しすぎて不安なのかなと。
アパート購入の手順は、気に入った物件が見つかったら、その売り手に、購入希望のオファーを提出する。
このオファーを出したことで、売り手の方が、誰に売りたいかをそこから絞ってゆく、
しかし、ウチラが購入予定の物件は、すべてCo-op と言って、そのビル全員の審査とかも通らなくてはいけないのである。
そんな手順は、全く知らなくて、ウチラのエージェントさんの富美子さんが、手取り足取り教えてくれた、
このオファーは、人気物件だと、たくさんの人が欲しいとオファーを出す人が多いので、その中から一番適した人に売りたいのは、売り手の心理である。
その選抜の基準としては、たいてい、お金がたくさんある人が有利なのは、当たり前。
自分が、自分の家を売りに出した時、お金の全然ない人に売るよりも、お金が十分にある人に売りたいと思うのは当然のことである。
お金だけがとは言わないが、お金は信頼のバロメーターである。
富美子さんと、物件探しを始めるときに、自分らの大体の持ち金を把握して、買える物件のバジェットを絞ってはいたのだが、
本当に、その時に、パートナーであるジョンと、初めてお互いの財産(持ち金)の金額を証あったのだが・・・
ゲ~っ
ジョンの貯金があまりになさ過ぎて、凹んだことがあった。
こうやって、金の切れ目が縁の切れ目という人は、この時点でサヨナラを告げていただろうと思うが、
アタシは、この預金のない男の子供をみごもろうと決意していたからね・・・
ジョンさん、典型的な貯金ないアメリカ人で、(アメリカ人が全員とは言いませんけれど、)
浪費家で、お金よりも、豊かな暮らしを追及するタイプ。(スゴクいい言い方してる。)
要は、倹約とか出来ない人で・・・。
それに引き換え、アタシは、マジ倹約家日本人!
豊かな暮らしよりも、未来のために貯蓄をするタイプ。
アタシたち、アリとキリギリスだよ。
もちろん、アタシがアリンコで、ジョンさんはキリギリス!
お金に関して、こんなに2人のギャップがあるのかと、
たとえは、ジョンさんは、バンクアカウントに100万円入ってたら大船に乗ってしまうタイプ。
アタシは、100万円しかなかったら、泥船に乗ってるような不安を感じるタイプ。
それでも、そんなジョンさんの方が、収入は上なので、そのジョンさんの収入がないと、とっても自分一人での収入では家なんて買えないから、(キリギリスには、預金がない分、ガッツリ働いてもらいますけれど!)
それでも、不動産エキスパートの富美子さんのアドバイスを経て、富美子さんが、ウチラの予算でも買えるような物件を必死で探してくれて、これまでオープンハウスを見に行ったわけだけれど、
やっと、2ヶ月目にして出会った物件!
家に帰って、まず、富美子さんに連絡、気に入った物件ならば、ぜひに購入希望オファーを出そうということになった。
(どんな物件でも直ぐに気に入ってしまう、よく言えば妥協できるジョンさんは、無視して、なかなか妥協できなかったアタシがYesといった物件だから、ぜひに前に進めましょうということになった。
)
富美子さんから習った、アパート購入時のクロージングFeeの計算の仕方で、購入時のクロージングコストや、ダウンペイメント(頭金)の計算を必死でやる。
自分が持っている預金すべてと、ジョンの雀の涙の預金と、
日本にいる母の面倒を見れないアタシは、日本で稼いだ、いわゆる嫁入り資金とか使うことがなかったので、親のためにそのお金を残していたのだが、こんな形で、それも使わなければならない状態で・・・
老後の資金とか、緊急用の預金とか、かき集めまくって・・・
やだっ、足りないじゃないのっ!
なんと、頭金と、クロージングコスト分の金額に足りないっ!
全財産はたいて、足りないのよ!
もちろん、現金一括で購入するわけじゃなくて、30年ローンを組むわけなんだけれど、
購入物件の頭金20%と、クロージングコストが足りないのよ!
買えないじゃんっ!
何度、計算しても、どうひっくり返しても、お金が足りない。
もうね、切羽詰まって、親のために残してきたお金を遂に、自分が使ってしまうのかって思ったんだけれど、それやったら自分、人間腐ると思った。
しかもね、そんな思いまでして全財産はたいて、アパートを購入しても、
購入したら、家は残っても、お金が手元に一銭も残らなくなる。
この物価の高いニューヨークで、お金がなく生きていくって大変よ、
この先何が起こるかわからないもの、そんなときに信頼できるものってお金だし、
ほら、アタシ、まさか、子宮内にポリープが出来てたなんて、思いもしてなかったでしょ、今度、その手術することになってるんだけれど、
そうやって、今後、どんな病気にかかるかわからない!
この医療費の高いアメリカで、「金のない奴は死ね!」 と言ってる医療体制アメリカで、どうやってお金なくして生きていくのか?
勢いあまって、カネカネと連呼してしまったけれど、これ現実!
無理して、なんとか全財産ついやして、このアパートを購入したら・・・?
持ち金すっからかんなのに、引っ越し費用だの、素敵なアパートに置いてあった素敵な家具はついてくるわけではないのだから、その家具を購入するお金ないし、
日本にだって、頻繁に帰れなくなる。
(今年の夏は、家も買ってなかったのに、飛行機代が高すぎて帰るのあきらめたくらいだから。)
ポリープ除去とか、デンタルインプラントとかまだ入り切ってないのに、そういうことすら出来なくなる。
旅行好きなのに、バケーションなんて行ける余裕もなくなる。
妊活、不妊治療これから始まるかもしれないのに、そんなことにだってお金をかけられなくなる。
(オーガニックの野菜は、割高なのに!)
NYCの物件は、投資目的で購入する人が多いといったけれど、
安く買って、高くなったら売る。
でも、これも投資だから、その物件が購入後に値が下がることだった十分にある。(NYCは下がりずらいが)
友達に聞いた話だが、ヒップスターたちで一躍人気を占めたウイリアムスバーグであるが、ウイリアムスバーグに行く交通手段である地下鉄Lトレインが、来年から2年間くらいコンストラクションに入るために、土地の価格が暴落していると聞いた。
アタシ、そんな思いまでして、本当にアパート購入したいのか?
ジョンさんと話し合った。
「本当に、このアパートを買うべきだと思う?」
「申し訳ないが、ダウンペイメントは、ほとんどBabyが出すようなものだから、Babyが決断すればいいよ、」
「いや、でも、2人のお金、すべて、アパートに消えるんだよ。
そのあと、どうやって生活する?
子供を持つどころじゃないよね?」
ジョンさんは、自分か出資できるお金が少ないので、決定権をアタシに委ねてくれ、
「Babyが Happyだと思える決断にすればいい。
俺は出資出来る金額が少ないから、何とも言えないが、BabyがHappyだったら、どんな決断でも俺もHappyだから。
Babyが迷ってるなら、アパート買うのやめればいい。
無理しても買った方が Happyならば、買えばいい。」
でもね、不思議なことに、
あんたの預金がないせいで、アパートが買えないんだ!
って、一切思わなかったのよ。
貯金のない男に見切りをつけて、お金のある男に乗り換えるとか、そういった、したたかな思いとか全然なくて、
お金がなくて、アパートが買えなくても、この人と楽しく借り家で暮らす方が楽しくて幸せだ。
ふと、あぁ、これが、いわゆる、その、
「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
あぁ、そういうことか、それを知らずのうちに誓っていたのか、だからこの人の子供をみごもろうって決意も出来てたんだ。
今、この時点で、一番重要なことってなんだ?
人生のプライオリティーはなんだ?
44歳、あと2ヶ月で、45歳になります。
つまり、現時点での最優先事項は、妊活だよっ!
妊活中のストレス貯めちゃいけないこの時期に、
アパート購入の大きなストレスがのしかかって・・・
お金の心配をして、また未来にストレスがのしかかって・・・
とっても、妊活に適した状況ではないではないかっ!
でも、ここでアパートをあきらめてしまったら、これまで、必死に協力してくれた不動産エージェントの富美子さんに申し訳ないし、
読者の皆さんにも、このNYで一般人でも アパートが買えるって、期待の星だったのに。(勝手に星になってる!
)
本当に諦めちゃっていいのか?
いや、誰のためにアパート購入するんだよ!
シンプルに考えよう。
どのみち、あのアパート買うには、少しお金が足りないから買えないじゃないか!
無理して買ったとしても、当分は、お金がなさ過ぎて苦労するだけだ。
そんなストレスを抱えていたら、妊活にも悪影響!
ここは、アパートのことは一切忘れて、妊活に専念しよう!
(そうでなくても、ラジオ編集でストレス抱えてるんだから。)
あれだけお世話になった富美子さんに、アパート購入の一時中断を正直な気持ちを綴ってメールにしたためた。
そして、今現在は、アパート購入は諦めて、妊活に専念しよう!
そう決めたとたん、オープンハウスからソワソワしていた下っ腹の奥の うずきがが、ストンと消えてなくなった。
あ、あれは、今、アパート買うタイミングじゃありませんよっていう直感だったんだ!
スゴイな、人生って、本当にタイミングだし、人生をリードしてくれるのは直感で、
アタシは、44歳からしか妊活の決意が出来なかった。
もっと早くからやっておくべきだったって思うんだけれど、
44歳の今じゃなきゃ決断できなかった、これが自分のタイミングで、
妊活を始めようと思ったのも直感からだった。
きっとね、未来の自分が、タイミングを見計らって、直感に従って、アパートを買う時が来るときに、
今の自分を、あぁ、あの時に、アパート購入しておかなくてよかったって思う日が来るかもしれない。
そして、もう、妊娠の可能性が完全にゼロになった将来の自分が、あの時、アパート買わずに、妊活に専念してよかったっていう日が来るように、
今、出来ること、今、頑張ってやろう。
読者の皆様、NYでお家を買おう、こういう最終回になってしまったけれど、
これからNYにアパートを買おうと思っている人は、やっぱり無理なんだって思わないでね。
アタシは、アタシのタイミングでの、今優先させるべきことを優先させただけだから。
本当に今がアパートを買うタイミングだと、直感で思ったら、お金が足りなくても買ってたと思うから。
貴方は、貴方のタイミングと、直感を信じて、今できること、やって見れば未来は開けると思うから。
(あ、ちょっと偉そうに、かっこよく閉めようとしたね。
)
本日も、黄体機能を上げれるように、豆腐ステーキ(揚げ出し豆腐風)、サラダ、ブラウンライス。
エストロゲン増えろ~。
では、本日のNYこりんご、過去放送ピックアップは、本当にお世話になりました、NYCのスーパー不動産エージェント 秋山富美子さん!
ニューヨークで、不動産をお探しの方は、ぜひ、富美子さんに相談するといいよ!
コンタクトはコチラ!
Fumiko.Akiyama@corcoran.com
購読無料!
NYこりんごラジオ「自由の女神になりたくて!」 - こりんご
SNSもフォローしてね。
Twitter @nykoringoradio
Instagram @pancakeonmyhead
LINE ID whereaminow
NYこりんごラジオ (おしてね)
NYこりんごラジオ チャンネル
ポチッっとなっ!
こりんご応援クリック、1,2,3、頼んますっ!