先日、歯の神経治療をしまして、

美しいほどに、完璧にフィニッシュしました！

(注意、真ん中が今回の神経治療。右は25年前に日本でやったイケてない神経治療。)

さて、勘違いしちゃう人もいるので説明しておこう。

神経治療のあとのお話し！

神経治療した後の歯ってどうなるの？

うん、神経がなくなっちゃったから、痛みのセンサーがなくなるわけで、しみるとか、熱い冷たいとか、そういった感覚が一切なくなっちゃうわけね。

よく、全部の歯の神経を取ったら、虫歯になっても痛みを感じないから、全部、取ったらどうかしら？

って、もう度肝を抜く質問とかされる方がいるんだけれど、

神経って痛みの感覚だけ司ってるんじゃないんだよね。

神経抜いても虫歯になるけど、痛みを感じないから、虫歯が進行しても気づかず、大きな穴になってかけたりするよね。

でね、痛みのセンサーの他にも、神経を介して、水分、栄養分、血液などが歯に送られるわけだから、神経を失った歯は、ドライ(乾燥)になって、栄養分も行き届かず、つまり、歯がもろくなるのよ。

でね、死んでしまった歯は、そういった生命維持を絶たれたので歯の色も白からダークな色に変わっていく。

ほら人間だって、死体は青白く、壊死した細胞や皮膚はダークになっていくでしょ？

だから、アメリカでは神経治療をした歯は、もろくなった歯を保護するようにクラウンを被せるの。

見た目も重視だから、もちろんポーセレンの白い歯ね。

日本は、今はどうかわからないけれど、アタシが日本で衛生士をやっていた頃は、ほとんど、プラスティックのレジン充填か、奥歯の圧力がかかるところは部分メタル(インレー)を入れていた。

アメリカでは、銀歯を入れるなんてありえない！

今でも、アマルガム充填やってる先生がいたら、逆にお会いしたい！

おじいちゃん歯医者は、まだアマルガム詰めてる人いるかも。(あれ水銀だからね。)

日本では、パラジウム合金が主流。(たっだ。)

日本は、保険請求の関係で、ポーセレンの白い歯は保険対象外になっちゃうから、今だにメタルギラギラ入れてるよね。

うん、ギラギラのメタルを、どうしても入れるなら、アタシは安い銀歯じゃなくて、ゴールドを勧めるよ。(これも保険対象外だけど。)

ゴールド(金)を勧める理由は、こちら。

日本も、早くポーセレンが保険対象になるといいね。

これから海外進出目指してる人は、歯科矯正も、もちろんだけど、これから歯を入れる人はポーセレンをお勧めする。

あ、でも前歯はどうなの？

日本でも、前歯のクラウンは保険でも白いの入れられるよって、

うん、あれは、もちろん安い素材のレジン前装冠ですから、陶器のポーセレン、セラミックとは桁違いで、

値段も、桁違いです！

レジン前装冠は、保険適応で数千円で入れられるけど、ポーセレンクラウンは数万〜数十万円だよね。

アメリカは、保険効くので数百ドル。保険なければ2000ドル前後(マンハッタンプライス)

ただ、そのレジン前装冠は、所詮プラスチックですから、将来的に色を吸収して くすんで来ます。

(アメリカでは、レジン前装冠なんて見たことないです。)

これ、わかりやすい写真見つけたよ。

(杉村歯科さんからお借りしました。)

前装CKってのが、日本の保険で入れられるレジン前装冠。

こちら、変色しちゃってるレジン前装冠。

うん、レジン冠は、艶もないしね。

だから、ポーセレン(陶器)で出来たセラミックの歯を勧めます。

それが、上の写真のメタルボンドやオールセラミックね。

でも、メタルボンドとオールセラミックってどう違うの？

メタルボンドは、メタルの土台に白いポーセレンを貼り付けてるんだけれど、

オールポーセレンは、その名の通り、全てポーセレンでメタルなし！

内側のメタルがない分、メタボンよりも透明感が良くて、歯茎が後々下がっても、メタルが見えたりしない。

特に前歯だったらオールセラミックの方が絶対にいいよ。

日本では、どちらも保険対象外だけど、アメリカはポーセレンの歯は保険効くよ！

メタボンは、日本では強度の面で、メタルを使っているから強いと勧められるんだけれど、

アタシ曰く、強度が云々言うなら、中途半端にメタボン入れないで、奥歯はゴールドクラウン進めるし、

特に前歯だと、下のメタルが若干透けて、オールポーセレンには敵わない。

今やマテリアルも進歩してて、ジルコニアって言う白いメタルもあるし、

メタボンも、結局は、外側はポーセレンだから、強く打ちつけたりしたら、かけたり、壊れたりする。

いや、自分の歯だって強く打ちつけたら、かけるし、壊れるよね。

それじゃ、こりんごちゃんは、オールポーセレンのクラウンを前歯に被せるの？

あはは、アタシったら、神経治療した歯は もろいから、クラウンかぶせてねって説明したけれど、

歯科事情を知っているからこそ、知っててやらない女。

アグレッシブなアメリカの歯科業界で働いているんですが、

アタシは、自分の歯は出来るだけ残したい人なの。

まず、前歯の神経治療は歯の裏に、奥歯の神経治療は歯の頭の噛む面から穴を開けて治療をするんだけれど、

神経治療が終わった時点では、仮の詰め物でとめてあるだけです。

その後、仮の詰め物を取って、パーマネントの詰め物をするのよ。

ここで、クラウンにしたりするんだけれど、

アタシは、パーマネントフィリング(レジン充填)で終了！

この先、数年経って、色がダークに目立って来たら、ポーセレンのベニアを入れるわ！

え、ベニアって何って思った人！

うん、芸能人もよくやってる、表面だけを一層削って、ポーセレンを表面に貼り付けるの。

こんな感じね。

だから、20代の前半に神経治療した歯も、数年で色がグレーになってたんだけど、

どうしても、歯を一層削ってクラウン入れるのがが嫌で、グレーのまま過ごしてたのよ。

で、アメリカの歯科医院で働くことになって、

ほら、アメリカは、まさに審美歯科も日本より進んでたから、

前の職場のボスが、そのグレーの歯を見かねて、しかも、アタシがクラウン嫌だって言ったら、ポーセレンのベニアを入れてくれたのよ！

でね、今回の神経治療に関しては、まだ、変色が見られないので、とりあえず、ウチのボスに歯の裏側からパーマネントフィリングをしてもらったのよ。

ちょっと、ドアップで失礼！

 25年前に神経治療をした歯には、15年前にベニアをアメリカで入れて、

今週、神経治療(RCF)した歯は、裏からレジン充填。

まだ、そんなにわからないでしょ？

もちろん、どっちも神経ないから、硬いものは、その二本でかじらないように、いつだって気をつけるよ！

そう言うこと理解してるから、あえて、前歯にクラウン被せないのよ。

クラウンに、もろい歯を保護してもらうんじゃなくて、私自身が、もろい歯を保護してるから、出来る技よ！

それにしても、アタシ、体張ってブログ書いてるわ〜、

こんなこと、特に歯科業界の者なのに、「アタシ、ベニア入れてます！」って堂々と公言することでもないのに。 (むしろ内密にするべき？)

あ、それから、前回の神経治療の記事で、日本で神経治療をされた人に、多大なる心配を与えちゃったようだけど、

最近、日本で神経治療をやった方から、やり直しした方がいいですか？

ってコメント頂いたんだけど、

やってしまった神経治療は、痛みがない限り、蒸し返さない方がいいよ。

再治療は、成功率も下がるし、

アタシみたいに、25年前の日本での、完璧じゃない神経治療だって、ラッキーなことに25年経っても再発してないからね。

だけど、次回からは、神経治療は専門医にやってもらおう！

では、久々の、NYこりんご歯科医院も、今回の神経治療は、一件落着で、一旦クローズするわね。

また、何か歯の問題起こったら、オープンするけど、

読者の皆様で、歯に関しての、お悩み、ご質問あったら、いつでもコメント、メッセージして下さい！

急遽、こりんご歯科医院オープンするかもしれませんので。

では、本日のNYこりんごラジオ、過去放送ピックアップは、なんと日本では同じく歯科衛生士をしていた、でも現在はハリウッドでメイクアップアーティストの Miyabi Gotoさん！

本当にやりたいことを、遠回りしても追い求めた Miyabiちゃんのライフがスゴイ！！！

購読無料！

NYこりんごラジオ「自由の女神になりたくて！」 - こりんご

SNSもフォローしてね。

 Twitter @nykoringoradio

 Instagram @pancakeonmyhead

 LINE ID　whereaminow

 NYこりんごラジオ （おしてね）

 NYこりんごラジオ チャンネル

ポチッっとなっ！

こりんご応援クリック、１，２，３、頼んますっ！ 

Happy Boy　ジョンヘイズのブログも、よろしくね。

赤毛のヘイズ