まひるのけっとう/マヌエル・マルソル・作 中川ひろたか・やく/光村教育図書/2020年
足元、顔のアップに続いて、矢を構えるネイティブアメリカンと銃を持つカウボーイ。川を挟んでいざ、けっとうです。
ところがカウボーイの銃にカモがのって、ちょとごめん。
仕切りなおして、もういちどにらみ合うと、空の雲がきになり、サボテンだ フォークだ と いいあい、もういちど仕切り直し。
鉄の馬、馬、へび、でっけえおと!! 次々と邪魔が入り そのたびに けっとうは 中止。
バイソン、ハゲワシと にらみあっていると いつしか夜。
また、明日、けっとうとわかれていって エンド。
映画のエンドロールよろしく、主演、準主演、特別出演、ロケ地の文字。
題名が「真昼の決闘」、ロケ地が「リオ・ブラボー」となれば、オールド世代にとっては なつかしい西部劇そのもの。
おまけのページがあって、ふたりとも熊からのがれて屋根の上。それも冬。 決闘にならない西部劇。
二人が乗ってきた馬は、いい仲になってどこかへ立ち去っていきます。
絵本としては長めですが、長さは気になりません。