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画像を直リンクで無断転載され再配布された。対応と再発防止対策

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2019年1月、私が運営する絵本サイト「あかえほ」に掲載していた画像が、他サイトに直リンクで無断転載されていたことが発覚しました。

その画像は自前のものではなく、イラストレーターさんに許可をいただいて掲載させていただいていたものです。

この時に取った対応と対策は以下。

  • 直リンクだったので無断転載された画像URLを変更
  • 右クリックメニューの画像に関連する項目をCSSで非表示に →詳細
  • 今後は極力自前の画像を使用し、ウォーターマークを入れる

備忘録として残しておきます。

画像のURLを取得して直リンクされ、埋め込み用のタグが配布されていた

具体的に何をされていたかと言うと、素材サイトのような所で勝手に再配布されていました。

エゴサしてたまたま見つけました。

※元の画像はもう掲載していないためボカしています。

「Shere URL」と書いてある下の欄には、無断転載先のサイトのURLが記載されており、あかえほへリンクするものではありませんでした。

「Embed」は「埋め込み」という意味らしい。タグは次のような形になっていました。

<a href=”https://無断転載サイトのURL.com/優しい-イラスト–作品番号” title=”イラスト館 あかえほ”><div class=”” style=”display:block;background-repeat: no-repeat;background-position:center center;background-size:contain;width:100%;background-image: url(https://あかえほに掲載していた画像のURL.jpg);height:320px;”></div></a>

これはどういうものかというと、

  • このコードをHTMLに貼り付けると、当該画像をフリー素材のように任意の場所で使用できる
  • 画像をクリックすると無断転載サイトに飛ぶ(無断転載サイトが被リンクを獲得できる)
  • 元画像は私のサーバーにあって無断転載な上に、うちのサーバーに負荷がかかる

・・・と、悪意満載な仕様なやつです。

おまけにアドセンスや他の広告もつけていた。許せん。

うちのサイトに限らず、いらすとやさんとか、とにかく色んなサイトから見境なく引っ張ってきているようでした。

シミラーウェブで相手のサイトを調べてみた

例のサイト、素材サイトのようでしたが、Aboutなどのページが無くてよく分からず。

ちょっと気になったのでシミラーウェブで調べてみました。

※こちらのスクリーンショットは必要箇所のみ、切り貼りしています。

グローバルランクを見る限りそこまでアクセスがあるサイトではない。つまり、まだそれほど被害は無さそうでした。

SNSからの流入が100%で、Facebookが100%。

ん?と思って、Facebook内検索でこのサイトのURLを打ちこんでみたら、複数のFacebookページがヒットしました。

例のサイトへ誘導するだけのページをいろいろ作っていたようです。

watch VideosというFacebookページもあったので、経由して例のサイトへ行くと、Youtubeが埋め込まれていました。

つまり、他から持ってきた画像や動画を掲載して、Facebookで集客し広告収入を得ているサイトという訳でした。

DMCA申請は今回の場合意味が無いのでしなかった

画像などが他サイトで盗用された場合、DMCA申請をするという選択肢もあります。

ただ、今回無断転載されたのは、私が著作権を持つイラストではありません。

代理で申請することもできるようですが、下手なことしてイラストレーターさんにご迷惑をかけるわけにはいきません。

それに、DMCA申請をしても、消えるのはGoogleのインデックスであって、当該ページ・当該画像が無断転載サイトから削除できる訳ではありません。

例のサイトは100%Facebook集客だったし、Googleのインデックスが消えても相手はノーダメージです。

それじゃやる意味がないと思いました。

直リンクだったので無断転載された画像URLを変更

例のサイトは直リンクで画像を表示し、画像URLをタグで配布しているだけ。

元画像のURLを変更すれば向こうのサイトで画像が表示できなくなるし、タグを埋め込んだサイトでも表示されなくなります。

ワードプレスやその他のブログサービスであれば、同じ画像をアップロードし直せばURLは変わるので、新しい画像に差し替えればOK。

直リンク転載された画像数が少ないなら、この対応でもとりあえず大丈夫だと思います。

「.htaccess」ファイルで画像の直リンクを拒否するやり方もありますが、今回は見送りました。

画像URLを変更してアクセスしてみると、このような画面に。

とりあえずこれで様子見で、なおも盗用されるようであれば、「.htaccess」ファイルで直リンク禁止の対策も検討しようと思います。

あんまりスカッとしないかもしれませんが、相手サイトがどんな人か分からないので。

海外サイトだし、下手に噛みついてトラブルになるより、そっと画像URLを変えて事なきを得る方がいいという判断です。

画像が直リンクされているのを見つけた場合の対策の流れについて、参考になる記事がありましたのでシェアしておきます。

右クリックメニューの画像に関連する項目をCSSで非表示に

直リンクをしてくるサイトは、恐らくプログラムを組んで画像URLを自動で吸い上げていると思うのでこの方法は効果がないかもですが、手動で右クリック保存をして無断転載されるのもやんわり防ぐことにしました。

右クリック操作自体を禁止することもできるんですが、それだとサイトが使いにくいので。

でも、私のサイトでは他のイラストレーターさんの作品も多数掲載しているので、コピー防止対策を全くしないのも良くないな、と。

なので、最低限の対策をすることにしました。

私はCSSでとりあえず対応しましたが、完全にはコピーを防げないので、コピー防止プラグインを併用しようかとも思いました。が、見送りました。

あまりプラグインを増やしたくないし、あんまりガチガチにコピー防止してるのって読者の皆様にとっても気分がいいものではないと思うので。

今後は極力自前の画像を使用し、ウォーターマークを入れる

他のイラストレーターさんの画像を掲載する場合、万一無断転載被害に遭った場合の対応が難しい上に、どう責任を取っていいか分かりません。

今後は極力自前の画像を使い、ウォーターマーク(透かし)を入れて少しでも牽制できればなと。

ウォーターマークは「Easy Watermark」などのプラグインで簡単に入れられますが、画像によっては上手く行かないことも多いので、手動でサイトURLなどを入れています。

無断転載する輩はウォーターマークがあろうがなかろうが関係なく持っていくので、あまり意味はないかもしれませんが。

やらないよりはやった方がマシかな、と思います。


結局、記事のタイトルの割に、やったことは大したことなかったと思います。

でも、これくらいが現実的なんじゃないかな、とも思います。

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