その17 「爆笑!クレイジー元良(モトラ)人生物語」 | 元良(モトラ)の人生応援メッセージ & 出版の夢 応援道

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その17

 

「 死を覚悟した 阪神淡路大震災 」 の巻

 

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1995年 24歳 社会人2回生 尼崎市在住

 

 

とんでもないことが 起こってしまった・・・

 

 

1995年 1月 17日 5:46

 

 

睡眠中 突然 ものすごい揺れが襲った!

 

2メートルぐらい身体を持ち上げられ

そこから一気に下に

叩きつけられたような衝撃!!

  

 

「バリバリバリ~ッ!」

 

 

何かが崩れる音がする

 

「天井が崩れて このまま死ぬかも!」

 

と 死を覚悟した

 

 

「アァーーーッ!!」

 

 

あまりの恐怖に ふとんをかぶって

叫ぶことしかできなかった

 

 

寝ていた僕は あまりの突然のことに

何が起きたのか全くわからなかった

 

 

「隕石が地球にぶつかったのか?」

「もう 命 終わった・・・」 

 

と本気で思った・・・

 

 

・・・

 

 

しばらくして 揺れがおさまり
生きてることを確認

 

「よかった!!」

 

 

ふとんから出てみると

部屋はぐちゃぐちゃだが 天井は崩れなかったみたいだ

 

 

「あのバリバリ~ッ!」って音は?

気になって窓を開けると

 

隣の岡野家所有アパートが

半壊していた

 

テレビをつけてみると

そこで 大地震 が起こったことを知る

 

 

 

 

 

1階では養父・養母そしてKちゃんも無事確認!

しばらくすると店のシャッターを叩く音がする

 

「岡野さん!岡野さん!店開けて!!」

 

慌ててぐちゃぐちゃの店内を通り

シャッターを開けてみると そこには行列ができていた

 

地震で悲しんでいる暇はなかった

会社に休むことを伝え 岡野家総出でレジに立った

水や飲み物はもちろん

下に落ちてるつぶれたパン 醤油まみれの乾物類も

買っていってくれた

 

「少しはお役に立てたのかな・・・」

 

でも この時ほど

 

「ありがとうございました」

 

と 言いにくかったことはなかった

 

 

「なんとか がんばりましょう」

 

そう言葉を添えるのがやっとだった

 

 

つづく

 

 

 

その18はこちら

 

 

 

その1~その16はこちら

 

 

 

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平成7年(1995年)

阪神・淡路大震災
 1月17日午前5時46分、兵庫県淡路島北部を震源とする地震が発生。マグニチュード7.3、観測史上初の震度7の揺れにより、死者6434人、行方不明者3人、負傷者4万3792人などの被害が、兵庫県を中心に生じた。住宅被害は約64万棟で、被災者は長期間の避難生活を強いられた。