加納有輝彦

N国は、日本国

     N国立花党首の計算され尽くした戦略的「捨て身」戦法、参院選埼玉県補欠選挙における立花党首の選挙手法に、感嘆の声が上がっている。

   丁寧に立花氏のYouTubeを見ている人は、立花氏の資金繰りも含めて戦略、戦術をまるで選対会議に出席しているかのように共有する事が可能といえよう。

YouTubeが選挙対策本部となっているのかもしれない。

私はつまみ食い視聴に過ぎず、語る資格はない人間とは思いますが、個人的印象なら語っても許されるかなと思います。

    現在の埼玉での選挙戦でも、立花氏の街宣車では、一般の有権者、有志が飛び入り応援演説を行っているという。

幸福実現党員も、例えば与国秀行氏等が行ったようである。

   私のFBフレンドでかつ元同僚(面識はございませんでしたが)で、KDD(現KDDI)の不当解雇等諸々の労働問題で裁判で戦っている今城さんも、立花党首の街宣車で一席ぶったという。

   NHKを内部告発した立花党首と、ある意味、KDDを内部告発し戦っている今城さんとは、同じ情報通信業界の同志として気脈を通じるところがおありになるのかもしれない。

   

この応援演説のやり方も聞いたことがない。何から何まで規格外だ。

   さて、N国立花党首は、NHK時代、高卒でありながら報道、編成局という中枢部で、並みいる国家公務員でいえば「キャリア組」から、その仕事能力に対して「全知全能」と言わしめた仕事人。

なるほど、ここ数年の政界での躍進ぶりをみると、数多くのマスコミ的には埋没しているヒラの国会議員何十人、いや何百人(笑)以上の暴れぶり。

   全知全能と言わしめた仕事能力の高さを、NHK職員から全国民に知ろしめたという事であろう。

   幸福実現党員としては、大川隆法総裁のこの夏の参院選直後のN国の戦法についてのコメントを忘れる言は出来ない。

大川総裁は、NHKという一つの対象を「生け贄」の如く血祭りに上げて戦う、その戦いにある種の「怖さ」を感じるとコメントされた。

国政へのスタンスはもっとトータルなものでなければならない。

   それは敷衍すれば、ヒトラーがユダヤ人を生け贄にしてナチス党の党勢を拡大した事にも通じる。生け贄政治は全体主義にも通じるという事。

大川総裁は、その際、珍しくNHKに対してエールを送られた。「もっと自信を持ちなさい」と。NHKも変わってきているという。

   一般論として一つを対象とする「生け贄政治の危険性」を老婆心ながら指摘するという文脈でのご発言だったと思います。

  ましてや立花氏は、自称幸福の科学の信者、大川隆法総裁のご指摘、懸念は届いていましょう。

その後の推移をみると、NHKはこの国の既得権益の象徴であり、立花党首が目指すものは日本の中枢に巣食う「既得権益」をぶっ壊す！、対象がNHKから既得権益そのものに移行しつつあるのかな？という印象である。

   さて、既得権益とガチンコで戦おうとする人はどのような運命が待ち受けるのであろうか？

例えば特別会計の闇に足を踏み入れた石井紘基衆議院議員は、刺殺された。

行政改革にガチンコで取り組んだ渡辺喜美議員は、政治生命を絶たれた。

立花党首もいよいよ既得権益とガチンコ勝負となっていけば、生命そのもの、少なくとも政治生命は脅威に晒されるだろうことは間違いない。

  しかし、立花党首は、世襲のお坊っちゃま議員とは「べつもの」だ。

   野に下ってもパチンコで生計を立てられる(笑)。

黒に近いグレーな世界を知り尽くした男。

    今後、危険地帯に足を踏み込んで行くことになろう。   そんな心配も一方で頭をもたげてきた・・・   続く