再び、アランブースに出会った!  | 加納有輝彦

再び、アランブースに出会った! 

 再び、アランブースに出会った! 

 

 アランブース(1946-1993)は、今日、日本で最も優秀な外国人作家の一人として認められています。

 彼の旅行エッセイ 『The Roads to Sata(1985)』および死後に出版された 『Looking for the Lost』(1995)は、現代の日本の文化と社会に関する解説の古典と考えられています。 

ブースは、非常に知覚力のあるジャーナリスト、著者でもありました。
 

 膨大なYouTube動画で、アランブースの動画は、私が投稿したもの以外ないと勝手に思っていましたが、ひょんなことから、Alan Booth: "On the Road"というアランブースが、青森県を歩いて旅する動画に出会いました。 

 1990年撮影のものですが、彼がこの世にいないことで、何か一枚の美しい絵画を観ているような気分になりました。

 

 この映像は、たった46歳(1993.1)で亡くなったわずか2年前、青森で撮影されたもののようです。

 旅行記者であるアラン・ブースは、日本の田舎を歩く楽しさと挑戦について語っています。 

 

残念ながら、このビデオで見られる旅館、後藤旅館※は2010年頃に廃業し、2014年に解体されたと解説に書いてあります。(2011年解体という資料もある)

 

 アランブースのファンは、少なくないと思い、このブログで彼の動画を出会うきっかけになればと思います。

 

※平川の畔にひっそりと佇む「後藤旅館」は明治28年に「後藤旅館静養館」として創業し、大鰐では最も長い歴史を持つと云われる。映像の建物は大火事で元の建物が焼失した後の大正8年に弘前の遊郭を移築し、建て替えられたものという。建物の中は和洋折衷による大正ロマンの面影が色濃く残っている。大理石風呂(男湯)、なぎさ風呂(女湯)、家族風呂の内風呂がある。

青森県大鰐町大鰐字湯の川原7-2

 

 

Alan Booth: "On the Road"

 

小生が投稿した動画

 

現在の後藤旅館跡


 

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