邪馬台国の文字は、「紹興本」や「紹熙本」のような十二世紀に作られた印刷本には邪馬壹国と記されるが、古い時代に筆写された『後漢書』や『翰苑』には邪馬臺国と記されることからも、倭国の如き蔑字で記される国に「臺」のような高貴な文字が使われるはずがないと考えた筆写者たちが、「臺」の字はよく似た「壹」の字の間違いだとして「壹」に変えて筆写していた本が、印刷本作成時に底本として使用されたと思われます。

 

 

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