新潮45の杉田水脈論文擁護の記事が目論見通り炎上しているようです
「新潮45」はなぜ杉田水脈を擁護するのか?差別と偏見に満ちた心理(原田 隆之)によると「一言でいうと、論評にも値しないような、くだらない記事の寄せ集めだった。」なのだそうです。新潮45の9月18日発売のものは、まさに上記の一言に集約されていて、私もゴシップ誌より低俗だと感じております。
ちなみに私、嫌々ながら買わないと批判できないので買いましたよ(笑)読む気がしないですが・・・(笑)
上記の記事は全文はまだ読んでいないのですが書き出しの『杉田水脈議員の「LGBT支援の度が過ぎる」という記事を掲載した雑誌「新潮45」が、激しいバッシングに対抗すべく、今度は杉田擁護の特集を組んだ。』が正しいとすれば、どうも私は杉田水脈議員によると支援されているようです。まったくもって心当たりがないのは気のせいでしょうか。
いやしくも言論雑誌を標榜するのならば、新潮45は真面目になるべきだと思います。炎上商法だったとすれば、それはやめるべきだと痛切に思います。
新潮45を擁護する面々がじつは存在するのだ
新潮45の杉田水脈論文擁護のどのあたりが「伝統保守主義者」なのか皆目見当がつかないのですが、一部のネトウヨに言わせるとあれが「保守主義」なのだそうです(!!)
「必要がなければ変えない」というのが保守思想の本質であるとしても、それは「虚心坦懐に現実を見て」という前提条件が存在するはずです。ちなみに私も「今すぐ同性婚が必要だ」と主張するわけではありませんが、少なくとも新潮45の乱暴な議論に賛成ができるわけでもありません。なぜならば・・・新潮45の議論は「虚心坦懐に現実を見る」より「自らのイデオロギーを優先する」ことをしているわけですから。
新潮45は誰と戦っているのか?
ネトウヨなどを例に取るとわかりやすいのですけれども、彼らは「在日朝鮮人や在日特権は許されない!」などという名目で敵を作り、さも敵は強大であり、それに立ち向かう「勇敢な俺」にエクスタシーを感じつつ戦っているように思えます。
実際には在日朝鮮人の人たちは50万人を切り、帰化なども含めて年々少なくなっており、特段強大でもなければ大きな組織として動いているわけでもありません。実態は単なる「弱い者いじめ」にしか過ぎない可能性が大いにあるわけです。
つまり・・・「弱い者いじめ」をするのはカッコが悪いので、さも相手を「大きな敵であり、それを戦う俺」と演出することによって、「弱い者いじめの口実」を作っていると言えます。
今回の新潮45とネトウヨの共通性の1つでありますね。だからあれほど「乱暴な言葉」が新潮45から出てくる、と解釈して良いでしょう。なぜなら実態はたんなる「弱い者いじめ」をしたいだけなのですから。
それを批判すればネトウヨであれば「反日!」「左翼!」といういレッテルを相手に貼り、「汚染された日本を俺達が守るんだ」というカタルシスとストーリーと虚妄に浸れるわけです。
ああ、どこぞの誰かも相手を誹謗中傷するためにそんなことをやっていましたな・・・(笑)
「孤独な俺、自己主張をする俺カッコイイ」というわけなのでしょう。
カタルシスに勝手に浸る分には構わないのですが、それを撒き散らさんといてくれいっ!と思います。新潮45の記事の当事者たるLGBTの私にはたまったものではないのです。ごっつ気い悪いのですよ(笑)
本日はつらつらと新潮45騒動に関する感想を書いてみました。というよりはい、二日酔いであります。友人の店にいって飲んでたら、ついつい深酒をしてしまったのです(汗)
とりとめもない記事ですが、本日はこれで精一杯。明日は何を書こうか?と考えつつ、少し横になりたいと思います。
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