女性の集合的無意識には「付き従う(=月、従う)」という概念が、非常に強く刻まれています。
全ての物事には陰陽があり、男性と女性も以下の様に分かれます。
- 男性⇒能動・行動
- 女性⇒受動・受取
「男性の決めた行動を受け入れ、付き従うのが女性」という在り方がこれまでずっと続いており、
そのため、女性は男性に依存する傾向が出てくるのです。
占星術で女性を表すのは☽月、男性は☉太陽です。
月が太陽に従っている形になりますが、
本来、月が従うべきは地球です。
月は地球の衛星であり、地球の周りを回っているのだから。
そして、ヘリオセントリックでの地球の意味は「使命」です。
先日"ワタシが私を見つけるまで"という映画を見たのですが、
月(女性)が地球(自分の世界)を見つけるまでのプロセスを見事に描き出しているなと思いました。
女性に、男性に依存しない生き方を促すようなこの手の映画は、よくありますが、
女性が幸せに生きる上でこれが本当に大切なことなんです。
男性(架空の太陽)に依存するのはやめて、自分の中の光(本物の太陽)を求めなさい
今までは男性優位社会であり、女性は「付き従わなければ生きられない」そういう時代もあったことでしょう。
宇宙的な視点で見れば、それを学ぶ時間でもあったので、ある意味それでよかったとも言えます。
しかし、時は既に水瓶座の時代。
この集合的無意識に刻まれた概念を変えていかなければなりません。
これは、個人と言うよりも、人類の進化です。
人類全体が進化するには、個人の進化が必要になるので、個人個人が変わることを促されます。
水瓶座は価値を平均化して平等にするサインでもありますので、男女平等が叫ばれて久しい昨今ではありますが、
2020年以降この流れが本格化し、2024年~2043年のおよそ20年という長い時間を掛けて、
♇冥王星がこれを定着させます。
♇冥王星なので、もう完璧に変わると思って下さい。
有無を言わさない強制的な変化です。
男性に依存して生きる様な姿勢は通用しなくなります。
男性は男性で、女性が付き従ってくれることで男の威厳は保てません。
女性が褒めてくれる、頼ってくれる、男を立ててくれるetc
これらはある意味相互依存で成立する関係性なので、
男性は自分から溢れる自信(月)で自分(太陽)を立てないとなりません。
女性が男性に依存しなくなるからです。
女性の太陽の光が男性の太陽の光を上回ると、男性は自信を失います。
自分の太陽が見えなくなるので。
お互いに依存しないことで、よりバランスの取れた関係性を築く時代になります。
男女がバランスを取ることの重要性は以前記事にしましたのでこちらをご覧ください。
運が良くなることを、ツキが巡ると言います。
物事が上手くいくことを、軌道に乗ると言います。
月が正しい軌道を巡ること。
それが、より良い人生を生きる秘訣だと思います。
この軌道を修正するのが♇冥王星です。
(準惑星とそれに準ずる天体には軌道修正の作用があるように感じます。)
月が光を求めるのは、そうしないと地球が見えないから。
月は、自ら光らない。
でも、架空の太陽も光ではない。
自ら光輝く真の太陽を自分の中に見出した時、自分の光で輝く世界(地球)が見えるのだ。