ラブホテルの改装は、大変なんですぞ | ラブホ社長のバリ島海外不動産投資入門・成長株・暗号通貨の実践会!

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ホテル18軒、中学受験塾、おもちゃのECビジネスで成功し、貸ビル3棟、太陽光7箇所所有。海外も楽しそう!とインドネシア・バリ島で不動産投資、ヴィラ・別荘の建築・運営。
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コンサルをしているラブホテルに改装工事の打ち合わせに行った。

 

僕が担当しているのはコンセプトとデザインだから、

 

すでに家具や浴槽は発注しているから今回は出番がない。

 

だから、オーナーと建築業者に任せておこうかな、

 

と思っていたが、行ってみた。

 


オーナーは予算を気にし、建築業者は、後々のクレームが出ないよう

 

追加の請求が出ないよう提案し、見積もりを出す。

 

改装工事は既存を壊してみないと手間が分からないことがある。

 

業者は後で追加請求しにくいから、可能性のある手間を加味した見積もりを作る。

 

そうなると予算が詰まらない。

 


また、古いホテルだから、不具合の箇所も多い。

 

雨漏り、水漏れはあるし、設備は古いし、位置も悪い。

 

気になる個所を全部やるとなるとキリがないし、とはいえ、

 

後に残してそこだけを工事するとなると無駄な手間(費用)がかかる。

 

騙し騙し使うか、この機会に交換してしまうかは悩みどころだ。

 

 

例えば、このホテルだと浴槽の水栓の位置と種類をどうするか。

 

 

 

なぜ、こんな変な場所についてるんだろ?

 

これじゃあ、浴槽の出入りに邪魔だ。

 


今回の工事では、浴槽の入れ替えがあるから適切な位置に動かすのは簡単だ。

 

デッキ型の水栓に入れ替えるなら、円形の浴槽にすればブロックを積んで

 

タイルを貼るからそこで収めればいい。

 

設備業者は、当然そう考えているし、オーナーもそのつもりのようだ。

 

 

しかし、、それはどうしたものか。

 

(この人たちは、わかってないんだろうな)

 

ホテルの浴槽側の水栓は、定量止水が必要だ。

 

なぜなら、定量止水がないと思わぬ事故になることがあるからだ。

 

 

ホテルは自宅とは違う。

 

自宅なら無駄な光熱費を使わないように気をつけるが、

 

ホテルのお客の中にはそんなことを考えない人もいる。

 

特にラブホテルでは、お湯を貯めながらコトに及ぶカップルが多い。

 

 

お湯を貯めて時間が経てば溢れる。

 

溢れたお湯は排水溝に行く。

 

新しいホテルなら配管の状態がいいから順調に流れるから問題は起きない。

 

しかし古いホテルの場合、鉄管が錆びて細くなっていたり、

 

絡まった髪の毛やモノが詰まっていたりすると、排水管が排水に負けてしまう。

 

やがて、お湯は浴室床に貯まり、浴室から外に出る。

 

部屋が水びだしだ。

 

それで済めばいい。

 

下手をすると下の階に水漏れが起き、玄関から廊下に流れ出るのだ。

 

 

これまで2回、これを経験している。

 

1回は自分が経営しているホテルで。

 

もう1回は、僕自身が犯してしまったのだ。

 

 

バリ島のビジネスを始めたころ、ジャワ島の田舎街ジュパラのホテルで

 

僕はこれをやってしまったことがあり(女性はいませんでした)

 

廊下まで水びだしにして、罰金を取られた。

 

 

もう1つのトラブルは、全館お湯が出なくなることだ。

 

ほとんどのホテルでは、お湯をボイラーで沸かしている。

 

ボイラーで沸かして、貯湯タンクにお湯をためて、

 

そこからポンプで客室にお湯を流す。

 

 

ホテルでは一度に使用されるお湯の量を想定して、

 

不都合がない量の貯湯タンクを備えている。

 

どこかの部屋で長時間お湯を出しっぱなしにすると

 

やがて貯湯タンクのお湯がなくなる。

 

そうなると、すべての客室でお湯が出なくなるのだ。

 

 

シャワー水栓なら、出しっぱなしにすることはない。

 

しかし、浴槽の水栓はありうるので、定量止水の水栓は必要なのだ。

 

ならばデッキバス水栓で定量止水にすればいい、、普通はそう考える。

 

 ※これが定量止水付です

 

 

しかし普通のデッキ水栓ならいいのだが、

 

定量止水付きのデッキ水栓は需要が少なく

 

各メーカーが作らなくなり、今ではリクシルしかない。

 

それもいつまで販売するか分からない。

 

さらに、デッキの場合、交換が素人では難しいし、

 

タイルを壊さないといけないから、交換の際には水道屋とタイル屋が必要になる。

 

壁付の水栓であれば、素人でも交換ができるから職人の費用がかからない。

 

水栓そのものの価格も、デッキでは8万ほど、壁付けなら約4万円だ。

 

建築業者や設備屋はそこまで分からないから、普通のデッキ水栓をつけてしまう。

 

 

今回はどうしたものか。

 

理想は壁付の水栓だが、そうなると壁の中に給水管を通さなければならないから

 

壁を壊して給水を埋め込み、タイルを貼りなおす必要がある。

 

それか、梁につなげる形でブロックを積み、壁を作るか。。

 

後々のころを考えればそうなのだが、費用がかかる。

 

 

となると、デッキなのかな。

 

後で交換しやすいように水栓の個所のブロックをコーキングにするか

 

ステンレスの板をかませるか、、。

 

 

餅は餅屋で、ホテルはホテル屋が詳しい。

 

時々、ホテルの購入を相談してくる人がいるが、最初だけはプロの相談したほうがいい。

 

何も知らずにホテルをやるとエラいことになる。

 

僕がそうだったし。。笑


さあて、これからデザインを考えなきゃならない。

 

全室違う部屋を作るのは、大変なんですぞ。。

 

ではまた。

 

 

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