8月に入っても暑い日々が続きます。
こんな炎天下を逃れるべく、北アルプスへ涼を求めに行こうと、まだ未踏の五竜岳を計画しました。

五竜岳へのルートは3つあり、鹿島槍ヶ岳からの八峰キレット越え、五竜とおみスキー場からの遠見尾根、八方尾根から唐松岳経由で入るコースがあります。

自分はタイトル通り、相当メタボなので八峰キレットはまず無理(笑)であれば、八方池の美しい景色を見て唐松岳経由で五竜へ入り、遠見尾根を降りるコースが良いかなと。
途中、牛首の辺りが鎖場のようですが、なんとかなりそうかな~

【第1日】
八方池山荘(7:35)→八方池/休憩(8:30)→出発(8:55)→丸山ケルン(10:20)→唐松岳頂上山荘(11:30)→唐松岳(11:50)→唐松岳頂上山荘/昼食(12:10)→出発(13:15)→五竜山荘(15:45)

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【第2日】
五竜山荘(4:00)→五竜岳(5:00)→下山(5:10)→五竜山荘/朝食(6:00)→出発(7:30)→西遠見(8:45)→大遠見(9:15)→中遠見(10:00)→小遠見(10:30)→五竜とおみテレキャピン駅(11:30)
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歩行距離:17.7㎞
累積標高差:1,769m

夜中の2時に八方バスターミナルへ到着し、仮眠した後、外に出ると快晴の白馬岳が🎵
今日のご来光は最高だったことでしょう🎵
駐車場
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駐車場は無料なので既に満車状態。
前日から登っている方の車が多かったのかな。
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ゴンドラアダムまで15分ほど歩きます。
駐車場はこの上にもありますが有料。自分たちは明日、五竜に降りてタクシーで戻るので八方バスターミナルへ駐車しました。
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本日の始発は7時。シーズンの土日は6時半が始発のようです。キップ売り場前に、はかりがあります。ザックの重さが15㎏以上だと追加料金がかかります。
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往復キップだとmont-bell会員やJAF会員なら2,900円→2,610円と割引に。自分たちは五竜に降りるので割引無しの片道で。
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ゴンドラは前2人、後2人の4人乗り。
狭いゴンドラです。
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ゴンドラを降りるとリフト2本を乗り継ぎます。
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右手には白馬三山の絶景☺️
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左手奥には鹿島槍ヶ岳❗️
見事な双耳峰です🎵
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そして今回のターゲット、五竜岳❗️
挑戦意欲のわく、堂々とした山容です。
待ってろよ~(笑)
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鹿島槍ヶ岳と五竜岳の日本百名山コンビ🎵
カッケー😍
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リフトを2本乗り継ぐと八方池山荘へ到着。
いよいよここからスタートです。
空は快晴、今日も暑くなりそう💦
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八方池までは観光客も多いので、たくさんの人が歩いています。
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雲海に浮かぶ山々。
爽やかな風景です🎵
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なだらかな木道や階段を登って行きます。
青空が気持ちいい~
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高度を上げていくと前方に天狗ノ頭や不帰ノ嶮(かえらずのけん)が姿をあらわしました☺️
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しばらく歩くと八方ケルンに到着。この八方尾根はこういったケルンがいくつかあります。
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登山グループもいくつかいました。隊列をくずさずに黙々と登って行きます。
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八方池近くでは好きなタカネマツムシソウが群生していました。秋ですね~🎵
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八方池に到着。ここまで1時間くらい。
不帰ノ嶮(かえらずのけん)が凄い迫力だなぁ💦
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第3ケルンと山頂方面。
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八方池と天狗ノ頭。風がおさまるのを待ってパチリ🎵
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白馬三山。手前から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。ここで撮影するポイントはなるべくカメラを湖面に近づけ上下の高さをとり、境い目を中央におくことだそうです。
なるへそ~(笑)
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池の周りにはタカネマツムシソウ🎵
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線香花火のようなシモツケソウ。2日間を通して一番見かけた花です。
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八方池で休憩後出発です。観光客はここまでで引返しますので、ここからは登山者のみになります。
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八方尾根は花の宝庫で、長い登りでも飽きさせません。また、景色も爽快です。
ウツボグサとアザミ
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扇雪渓を過ぎると斜度が増してきました。
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反対側には百名山の高妻山。キツイ山でした💦
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この辺りからチングルマが目立ちはじめます。
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白馬の街並みも大分下になりました🎵
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反対側には、ひときわ大きい浅間山。
こちらから見るとなだらかな感じ🎵
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そして今回のメインターゲットの五竜岳。
圧倒的な存在感があります。
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五竜岳の後ろには鹿島槍ヶ岳。
こっちもスゲーなぁ(笑)
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陽あたりの良い場所ではチングルマが綿毛に変わっていました。チングルマは草ではなくバラ科の樹木なんです。
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今日の最高ピークの唐松岳。
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不帰ノ嶮第Ⅲ峰が迫ってきます。迫力あるな🎵🎵DSC06628


コバイケイソウもチラホラと咲いてました。
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以前に唐松岳を登った時はこの迂回ルートを登りましたが、崩落の為通行禁止に💦
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代わりに直接急登の尾根を登ります。
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階段、手すりがついているので、安全に登れます。
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唐松岳頂上山荘へ到着。以前は巻き道で小屋の脇にでましたが、現在は小屋の上へ出るようになりました。
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ザックをデポし、とりあえず唐松岳頂上へ。
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頂上からは360度の大パノラマ。
剱岳がカッケ~🎵
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剱岳の左手には立山。まだまだ雪が残ってます。
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そして不帰ノ嶮から白馬岳方面。
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そして正面には五竜岳がドーン❗️
迫力あるな~(笑)
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先が長いので写真を撮った後は足早に山荘へ戻ります。
山荘の右手はこれから向かう核心部の牛首のピーク
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山荘前にはコマクサがたくさん咲いてます。
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山荘でカップヌードルをすすり、一服後は本日の核心部、牛首の鎖場へ向かいます。
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山荘に別れを告げるとすぐに牛首です。
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荒々しい岩稜帯へ変わります。
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基本、稜線の北側をトラバース気味に登り降りしていきます。
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鎖のないところは気を使います。
死亡滑落事故もある場所なので慎重に。
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手がかり、足がかりは豊富なので、浮き石に気をつけて進みます。
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ここ登るのかよー❗️登っても良いけど向こう側は絶壁ではないだろうな💦
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相方さんが慎重に登ってきます。
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登りきると…
耐えられる傾斜でした。ふぅ~💦
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鎖を補助に下降します。
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次は狭い足場のトラバース💦
雨の日はいやだな~
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短い鎖ですが、次から次へと現れます。
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そろそろうんざりしてきたな~
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と牛首を振り返る。唐松岳からまわると基本は下りになります。五竜からまわると登りです。登りの方が怖くないかな(笑)
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鎖場を過ぎると五竜岳へ向かい登りの稜線歩き。
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まだまだ先は長いな~
でも核心部を抜け、ホッと一息🎵
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と思うと再び岩と鎖~💦
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稜線はまだまたアップダウンがあるな。
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ようやく鎖場終了🎵後ろは唐松岳。
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ここからはなだらかなアップダウン。
鎖場に集中してたので気がつきませんでしたが、この日は暑く、相当汗をかいてます。
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正面のピークの向こうはまた急下りの鎖場❓️
このピークは巻いていくので、なだらかな登り降りでした(笑)
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ナナカマドの紅葉が始まっています。
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カライトソウのピンクに癒されます🎵
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ヤマハハコはここから遠見尾根には沢山咲いていました。
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唐松岳と牛首方面を振り返る。
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前方にはようやく五竜岳~🎵
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前方のピークを越えると今日のゴール。
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気持ちいい稜線です。身体はヘトヘトですが(笑)
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また、振り返る(笑)
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途中、遠見尾根との分岐を過ぎると…
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五竜山荘が見えましたー❗️
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本日もお疲れ様でした🎵
明日もガンバロー❗️
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今回のルートはメインが五竜岳だったので、遠見尾根のピストンも考えましたが、遠見尾根はアップダウンもあり、景色が乏しいので八方尾根から周回にしました。

核心部の牛首の鎖場は唐松岳からだと下りとトラバースになりますが、鎖の長さは個々には短いのと、手がかり足がかりが豊富で、浮き石も少ないので、天候さえ良ければ歩き易いかと思います。

ただ、長丁場になるので、水分、スタミナには気をつけた方が良いかなと。

夕方からガスが出始めて、風も強くなり、星も見えない中、翌朝の五竜岳へ向かう準備をしました。


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