名古屋 御園座 明治時代開業当時資料 | CW cotton / 古美術LOFTインテリアのブログ

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なんの縁だろうと思うほどのタイミングで

出て来た、2018年4月1日に開場された

名古屋御園座の明治の開業当時の

建物の風景と平面図!

どう言う訳か?

図面まで売られていたようです

 

御園座では4月25日まで

杮葺落四月大歌舞伎」が

行われています

 

今回手に入れました建物の風景と図面の

事を調べていましたら、当時の建物の写真が

ありましたので

まず、そちらから紹介したいと思います

こちらの写真が開業当時の

御園座の写真です

 

 

こちらが今回手に入れました

御園座の風景です

大きさは約幅52センチに高さは38センチと

大きさはあり、見応えがあります

 

 

 

 

この御園座外観風景の左上に

紹介してありますのが

劇場内景と紹介されています

 

 

今回の資料で面白いのが、外観などの

風景などは絵葉書などでも、

また写真などで出て来ることも

あるかと思いますが

今回はこの外観風景に劇場内景も

紹介され、それに平面図まで

揃っているところです

 

次に紹介します「御園座建物平面全図」を

見ていただけると

よりリアルに想像頂けると思います

 

上の内景の図の舞台では円の部分が、

半円ぐらいで舞台の奥になっていますが、

図面ですときっと当時最先端の

回り舞台になっていたのか?

その倍はあろうか?

の舞台の大きさになっており、

その奥には控室かと思われる部屋があり、

裏口の出入りも出来るよう土間もあり、

離れには風呂もあり

かなりリアルに想像できます

 

また、図面では分からない一階花道の

両サイドの席は階段状に

上がっているんですよね

 

また当時のインテリアも垣間見ることが出来

この建物の大きさから考えると、かなりの

大きさのシャンデリアや両サイドには

アーチ型の大型の壁灯が付いたようです

中央シャンデリアも、きっとこれだけの

大きさだと昇降機が当然付いて

いたと思いますね

 

明治30年には、どう言う

建物の構造だったのか?

は分かりませんが、これだけの

大劇場の建物が出来たんですよね

 

この当時のシャンデリアで

ことで思い出しました

話は少し脱線しますが、

明治30年代と言う時代には

照明器具、まして今回の様な

御園座のシャンデリアが

どのぐらいの価値観だったか?

と言うことが想像して頂ける資料が

ありますのでご紹介します

 

写真の書籍は赤い方は1956年

(昭和31年)の佐々木商会と言う

照明会社のカタログで

薄緑の書籍は昭和42年に発行された

日本照明器具工業史で、この頃には

すでに佐々木商会はやめられていました

 

やめられた佐々木商会の社長が

日本照明工業史の中で

書かれた内容です

 

 

 

 

こちらが昭和42年に発行された

日本照明工業史の中の

明治から大正期の

照明の価値観が書かれた一節です

人力車で照明を運んだところなど

リアルな話です

当時照明は美術品で

作品だったんですね

 

そう思うと、今時は照明器具に限らず

何でもが価値も質も下がった

ような気がします

 

 

この佐々木商会の佐々木社長、電気照明の

世界では、個人的にとても興味があり

どのような方だったんだろうと、資料が

あれば調べたい一人ですね

それと初代の山際の社長はとても

興味があり調べたい一人です

 

話は脱線してしまいましたが、

当時の図面を紹介します

 

 

何で図面まで売っていたのか?

は分かりませんが、土産物で売られて

いたのかなと考えます

 

 

右は一階、左は二階ですが

右側の離れに湯殿と書いてあることから

お風呂と洗面所もあったようですね

 

 

トイレの位置もしっかり

紹介されていました

 

 

何の縁で、偶然にもこの2018年4月に

開場された御園座の開業当時の資料が、

この2018年の4月に手に入ると言うのは、

本当に縁ですね!

 

正に紹介しろと言わんばかりの

時期でした

お陰で御園座の

見方が一つ変わりました

 

御園座のHP

 

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