久しぶりに、この手の時計を買いました！
まだ、こうした古いものを触り出した
30数年前には、まだまだ一部のコレクター
などにしか評価されておらず、
知る人ぞ知ると言うような
オモチャ時計などと言われるようなジャンル
など売り買いされていたころは、
品物も素直なものも多かったのですが、
段々と人気も出て来ますと
状態の悪いものに手を加えたり、巧妙に
修理した物なども出回り、人の手が
入り過ぎたものなども出回り、
それからは成るべく出どころ
はっきりしていて、品物も人の
手の入っていない
素直な物のみ出た時には
買うようにしています
こちらが出て来た状態で、買ってすぐの
車の中で写真を撮った状態で、今世の中に
初めて出て来たと言う感じです
こう言う状態の物を業界用語で「ウブなり」
と言って、同じ商品であれば、この状態の方が
数寄者や業者などプロにはとても
好まれる状態です
その後、チェックしたところ時計は
長年このままの状態と言う事もあり、
時計は全く動かない状態で、
時計のネジを巻くネジ山も傷んでいましたので、
同じメーカーの同じ構造の時計を部品取り用に
長年持っていましたので、その時計から部品を
調達するように準備し、機械のみを
修理するように分解し、時計の機械のみ
修理を依頼しました
この方が、万が一ガラスを傷めたりなどの
気を使う必要が無いので、傷みやすいような
部品はすべて外し修理に出します
下の映像が、もう一台の時計から
必要な部品を取り出し組み直し
修理が完了し機械は動くように
なった状態です
映像の最後の方で、機械裏を見せて
いますが、
TOYO WATCH
MADE IN OCCUPIED JAPAN
と刻印があります
時計本体裏ぶたにも同じく
MADE IN OCCUPIED JAPAN
と刻印があります
MADE IN OCCUPIED JAPANと刻印が
あることから年代的には
昭和22年～27年の間に製造された
ものだと言うことが分かります
1933年（昭和8年）に市場に紹介されたようですが
1910～1930に流行したアール・デコデザインを
取り入れたデザインで、今見ても時計としての
アイデアとデザイイン性に
優れた時計だと思います
それに、アイデアやデザインだけでなく
部品の作り込みや素材感も高級感があり
置物としても存在感のある時計です
それにこの時計、NHKの連続テレビ小説では
ないが、NHKの朝ドラに出てくるような時代
背景で、戦前・戦中・戦後の時代を渡る歩いた
様な時計で
昭和8年に世に紹介され
1910～1930に流行したアール・デコデザイン
影響を受け
1941（昭和16年）太平洋戦争開戦
1945（昭和20年）終戦
1947(昭和22年）～1952（昭和27年）
オキュパイド・ジャパン（Occupied Japan）とは、
第２次大戦後の「占領下日本」のこと。
民間貿易が再開された1947年から、
サンフランシスコ講和条約が発効した52年まで、
日本からの輸出品には
「MADE IN OCCUPIED JAPAN」
の刻印を付けるようＧＨＱ
（連合国最高司令官総司令部）から
命じられていた
こちらが修理も完了し組み上がって
何十年ぶりかに動き出した時計！！
ところで時間はどう見るの？
真ん中の丸い玉の部分が
回って行くんです
映像で写っている時間は5時15分ぐらいで
長い棒のところが30分と言うように
真ん中の赤い帯のところが
回るんです
<><><><><><><><><><><><><><><><><><>
骨董品・古美術品買取しています！
骨董・古美術品・書画・煎茶道具・茶道具など
古い物などの売却整理をご検討されています方、
また解体・引越しなどで骨董などの古い物・
不用品などを処分・整理されたい方など
お気軽にご連絡ください。
買取専用連絡先 070-5332-1551
査定・出張費など一切料金はかかりません。
当店は店舗営業としても３０年営業を続けていますので
ご安心ください。
買取の実例もこのアメブロで紹介していますので
宜しければご覧下さい。
店舗案内 愛知県岡崎市美合町竹下１－６６
(0564)53-8806
古美術LOFT