野菜売り場に蕪(かぶらとも)が並んでいます。
うーん、と見るだけでは美味しいものは出来ません。レシピを検索しなくては。
奈良漬けの粕に漬けたりしましたが、ここに三年はご無沙汰です。漬けてみようかと思ってますが・・・いわゆる一日のうちの数十分を割くのがなかなかなんです。
歳時記の例句を読みますと、どれもどこかしっくりとしていい句ばかりだなーと。
全句を鑑賞は無理なのですこしだけ
蕪洗ふ鞍馬の水の早さかな 赤塚五行
赤蕪を一つ逸しぬ水迅く 山口青邨
水と蕪です
風の日の水さびさびと赤蕪 長谷川久々子
赤蕪を切なきまでに洗ひをり 友岡子郷
この二句も水と蕪
母の忌はかならず晴れる蕪畑 渋谷道
上賀茂や土塀の中の蕪畑 南うみを
心の情景としての蕪畑
漬けなきゃ・・・どの句もちょっぴり切なさがありますね
なにか愛おしさを感じるのですね、蕪に。