春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

芭蕉七里を歩いてきて、山寺に登る。 

2020-10-19 21:58:12 | 関口文治郎/神社仏閣


なかなか山形の散歩が終わりません。
まさかの午後の雨に、ずぶ濡れになり、
ひとッ風呂、いい心地です。

山門をくぐって、
石段‥一段ごとに煩悩が無くなる教えは、
どこで忘れたか、若い女性の姿に、
シャッターを切ってしまった。


登山道には、いたるところにお墓があって、
調べていたら、もうこの辺りで日が暮れてしまう。


ちょっと登ったところのお堂。
姥堂・奪衣婆・・



その、ばぁ~の顔が👇
三途の川を渡ってくる死者を待ち構え、
生前の衣服を容赦なく奪い取り、
隣の懸衣翁けんえおうと呼ばれる男に渡す。
彼は衣服を衣領樹に吊るして、
枝のしなりで、罪の重さをはかるという。
三途の川の番人、
ここは早めにパス。









👇今の時世のマスクは、
旅の心地を、良くしてくれます。


👇 浸食で、虫食い状の特異な景観を作る、
凝灰岩の巌。 




ドクトルマンボウを書いた、
北杜夫さんのおとっつあん、
山形県の歌人・精神科医の斎藤茂吉さんが、
「鳴いた蝉は、アブラゼミ」と頑張るも、
後年、やはり違ったかと、がっくり首を、
うな垂れ、
芭蕉がじっと聞いていた蝉、
巌にしみいるような鳴き声の蝉、は・・。
・・・。

松尾芭蕉は子分、曽良と共に、
旧暦5月の17日、午後4時、
この場所👇で、


 山形領に立石寺と云山寺あり。
慈覚大師の開基にして、殊清閑の地也。 
一見すべきよし、人々のすゝむるに依て、
尾花沢よりとつて返し、其間七里ばかり也。
 日いまだ暮ず。梺の坊に宿かり置て、
山上の堂にのぼる。 岩に巌を重て山とし、
松栢年旧土石老て苔滑に、
岩上の院々扉を閉て物の音きこえず。
 岸をめぐり岩を這て仏閣を拝し、
佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ。
浮かんだ3句に、迷って選んだ

閑さや岩にしみ入蝉の声
 

---おくのほそ道----

鳴いてた蝉は、なに蝉だったろう・・・

 

👇せみ塚




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